呉羽山の秋見つけ

呉羽山の秋見つけ
 あれは黒部湖に連れて行ってもらった時だったと記憶している。だれかれと今後の予定を確認していた。ちょうど、10月10日が空いており、何か企画を!という雰囲気になった。
 今回は、ぜんちプロデュースの呉羽山の秋見つけを企画した。これまで、三千坊山や春の呉羽山と2回ほど企画したが、2回とも道迷いを起こしてしまい、悪しき記録の更新なるか!というところである。
 ただ歩いていても能がないので、どうせならゲーム感覚で歩くことを思いついた。
 ゲームのルールは2つにした。昼食までに各自「秋」を一つ見つけること。植物の名前を知っていてもその場でいわないこと、である。
 そして、秋の恵みとしてクリとムカゴを想定していた。まあ、これだけでは間が持たないだろうから、誰かが分からないという植物を採取して昼食時に同定することにした。
 呉羽山ビジターセンターに集合し、舗装道路を歩く。数日前に台風がきていたので、ムカゴもそうなっていないだろうと考えていたが、立て続けにムカゴであった。

 実は効率よくムカゴを採る新兵器を持参していたが、これは非公開にしたい。
 展望台に到着し、採取した植物を図鑑で確認していた。しばらくして事件が起きた。
 「あんたら、山に登る人たちか?」「うるさいんだよねえ!」
 と、見るからに精神を病んでいるような20代の若者が母親と展望台に来て、どついたのであった。まあ、早く言えば喧嘩を売られたのであった。
 今は、良かれと思い人に注意したら刺される時代である。自分たちは何も悪いことはしていないが、見るからに危ない人物なので場所を変えた。
 その後、ゴタゴタ言って来たら冷静に相手になってやるつもりであったが、すぐに帰って行った。その場合は、イベントが台無しになるので出来るだけ避けたかった。
 昼食は、各自持参したものを食べる。みみな草さんから、手作りキンピラまさご炒め、豚汁カップ、柿の差し入れがあり、くさのさんからは、コーヒーの差し入れがあり、ゆきさんからは、新製品のカントリーマームの差し入れがあった。ぜんちさんは、お湯を沸かしただけであった。

 クリは採れなかったがムカゴは大量であった。

 今まで見たことのない、4cmほどの大きさのも見つかり、大いに感動した。
 欲しい人で分けて食べ方論議であった。普通はムカゴめしが多いようであるが、天ぷらにしてもいいかなということであった。フライドムカゴというらしい。
 植物の同定作業も食事を挟んで精力的に行った。
 クマノミズキ、タケニグサ、リョウブ、ヤマグワ、ヒメコウゾ、ヌルデ、ベニバナボロギク、オトギリソウ、シロダモ、ヒサカキナワシロイチゴシラカシ、ミズヒキ、ヤマハギ、ハゼノキ、ゴンズイクサギハキダメギク、キツネノマゴ、ガマズミ、ヨウシュヤマゴボウムラサキシキブアセビカラスウリ、サルトリイバラ、クマイチゴ、ゼンマイ、ノブドウ、キミズヒキ、イヌコヅチ、アオキ、ウメモドキヤブガラシ、ダイコンソウ、セントウソウゲンノショウコ、ヤマモミジ、イヌホウズキアケビ、チヂミザサ、アオノツヅラフジ、チャノキ
 同定できないのが5種類ほどあった。
 最後に記念撮影である。

 天気がいいので歩いて帰った。やはり、神通川では立ち止まってしまう。
 冬鳥のヒドリガモが来ていた。岸辺に止まった鳥を撮ったが遠くて分からず。久しぶりのバードウォッチングであった。

■フライドムカゴ
 くさのさんとゆきさんからフライドムカゴはフライドポテトよりおいしいとメールが入りました。

 ※詳しい記録は後日アップする予定です。