植物判断(最終回)

■植物判断(最終回)
 毎週、最初の日に行われて来た植物判断も一ラウンド目の最終回になった。どうせいつものように、20種並べられて図鑑で各自確認後説明があり本試験と考えていたが、違った。今回は、最初から何も見ずに20問×2回で40種回答するという。
 解答用紙も本試験と同じである。これは、抜き打ちの模擬試験ではないか!と一瞬頭にきたが、あらかじめ聞いていたとしても予習などする気はサラサラないので、結果は同じである。
 一回目は、2種類ほど自信のないのがあったが、満点であった。2回目も2種類ほど自信のないのがあったが満点であった。クラスの平均点が15点というので合格ラインギリギリということであった。2回とも満点だったのでクラスの人からだいぶん冷やかされた。まあ、まぐれということにしておいた。
 出題品は今回も素直ではなくひっかけてあった。大きな葉のサザンカと小さな葉のヤブツバキ、コナラの葉には見えないような楕円形のコナラ、ミズナラと間違いそうになる小さな虫食いのトチノキ、対生であるが、互生のように切ってあるフジ、キャラボクと似せてあるイチイ、枯れる寸前の原型をとどめていないカツラ、太いベニカネメモチ、何本も枝の出ているウメ、イヌツゲが太い枝にまばらに付いている、マツは柔らかそうなクロマツと固そうなアカマツ、とあぶなかったが引っかからなかった。
 そして、緑化植物の樹勢回復技術の講義である。
 治療の目的は、衰退原因を取り除くことと倒木誘因の原因と対策である。
 細菌などにより病気の種類、害虫により病気の種類、キノコによる腐食のメカニズムが示される。
 樹木の構造は、樹皮、師部、形成層、木部からなっており、そのどこが、何によって侵されるかによって対策が異なる。
 対策は、乾燥させて密閉し、細胞分裂でおおわれるのを待つのがいいようだ。
 倒木対策は、支柱、柵、剪定、根域の拡大とある。
 このころから付いて行けなくなる。オーキシン濃度とサイトカイニン濃度のバランスを見て判断するらしい(?)

■「人魚猛獣説」(穂村 弘著、かまくら春秋社、2003年)を読む。
 副題がスターバックスと私、であった。
「クアトロベンティヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホワイトキャラメルソースモカソースチョコチップチョコレートクリームフラペチーノ」
「〜歴代の結婚相手や恋人たちの名前が皆『ケイコさん』である〜」
「“ぬばたま”は“夜”“黒”などにかかる枕詞。」
「今は私が誰かの未来」