城ケ平山

■城ケ平山
 昨日は出歩いたので今日は家でゆっくりするか、という気持ちはみじんもなく山へ行くことにした。天気は、こんな日に山へ登らずいつ登るのか?、というような天気である。朝、家人を職場へ送り届けた脚でそのまま上市町へ向かう。どの山がいいかと自問自答し、気分は城ケ平山と出た。
 大岩側の駐車場に着いたが満車で入れれないと思ったら、隅っこの除雪の雪が溜まっているスペースにかろうじて入りそうだ。ガガガッ!と雪にぶつかりながら無理して入れる。平日なので空いていると思うのは間違いである。平日はじいちゃん、ばあちゃん、おばちゃんの独壇場である。その内、自分もそう言われるだろう。
 狙いは野鳥なのでゆっくり歩く。普段着に長靴だけなので汗をかかないように歩く。
 さっそく、野鳥が騒がしい。エナガシジュウカラコゲラときれいな声の名前の分からない鳥が鳴いている。エナガのみ撮れた。

 久しぶりの山なので汗が出そうになる。喉も乾くでも心配いらない。この山は水場がある。しかし、水が出ていなかった。日向は樹木の雪が解けて雨が降っているようになり、カメラを水から防ぐように歩く。日陰は凍っている。

 登山道は積雪があるが、しっかり踏み固められており自分の体重でも引っ込むことはなかった。そのため、登りでキックステップが出来ずよく滑ったね。
 天気は申し分ない。本当に、こんな日に山を登らずいつ登るのか!

 ほどなく、この山域で最大の難所に着いた。しかし、積雪はなく岩に足を掛けて難なくクリヤーする。積雪があると少し工夫がいる。

 頂上の標識である。埋もれている具合から推測すると積雪は50cmほどだろうか。

 この山は剣岳の展望台の一つであるが、残念ながらガスがかかって鮮明には見えなかった。

 頂上には車の数の割りには1組しかいなかった。ということは、先のハゲ山方面に向かっているものと思われる。

 海の方もガスがかかっていた。

 今回も新しい出会いはなかったと失意の念で下山した。下山し終わって駐車場に向かう時に川の方を見ていた。私は何かにつき動かされるように川面に向かって積雪の場所を歩いた。そういえば、以前カワガラスのような鳥を見かけたが撮れなかったなあと思い出していた。今日もこのまま待っていれば、カワガラスが来てくれるのだろうか?そんな、都合のいいことが起こるはずは・・・・・・・・・・・・・・・・起こってしまった。
 カワガラスである。しかもちょうど川の中央の石に止まってくれた。

 久しぶりに、図鑑登録になった。いい山行になった。