吉峰温泉

吉峰温泉

 昔の武士は戦で怪我をすると湯治をしながら治したようだ。怪獣ガメラは海底で傷をいやし、動物たちも温泉で怪我をいやすようだ。人間も動物なので温泉でいやすことにした。

 今日は、歯医者である。先日の目眩の原因を遠回しに言って軽くスルーされたものだから、今日は少し強め、といっても普通の6割ぐらいの声で親知らずの前に物が詰まると主張した。そのためではないだろうが、今日の担当は若い方であった。歯石を取るのが、荒い。

何度、ゥッ!と言いながら、のけぞったことか。しかし、うがいをすると血液と一緒に汚い異物が良く取れているのが分かる。自分の歯はもうギリギリの場所まで清掃しなければならないくらいになっていると理解する。そして、この判断は当たっていた。医者からは、だいぶ良くなっているので、次は二か月後ということになった。その後、だんだんと来院期間を長くしていくという。自分としては、年に2回ほどが一番いいように思っていたので、いい方向に進んでいる。

 時間がかかった割には値段が安かった。それから、無料温泉券をくれるという知り合いのところへもらいに行く。ここは、8月一杯までなので来週行こうと考えている。実は無料券3枚いらないかというLINEであったが、無駄はしたくないので1枚だけにした。

 そして、フォレストリーダーの業務の続きである。林業カレッジへ向かい。プロジェクター貸与の手続きと不要物を倉庫へしまい込む。雨脚が強かったが、濡れながらであった。

 11時ごろに終了したので、近くの吉峰温泉に向かう。割引券が3枚あるので使う。昨年までは100円で入れたが今年からは150円になった。

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 時間を気にすることなく入る。露天風呂へ行ったが雨が降っている。雨の場合は菅笠が6つ用意してあり、それをかぶって湯船に入るようだ。なかなか風情がある。気持ちよくて眠りそうになるが、眠ってもいいのである。それから、サウナへ入りこれでもかッ!というほど汗を出し、空冷後水冷で身体を冷やす。身体を洗った後は、水シャワーで身体の火照りを冷ます。

 温泉から出たころには何か身体が軽くなったような気がした。これが、温泉の効果だろうと思う。昼は、外食の方が安いがスーパーへ行って2000円分ほど買って来て、その一部で作って食べる。この方が、安心である。なんとなく疲れがでたので、扇風機を足元から掛けて仮眠をする。昨日からエアコンは稼働させてない。

 15時ごろスクッと起き上がる。このまま一日中寝ておればいいのにと思う自分と、人生は一度しかないんだという自分がいる。少し疲れが取れたので、セカンドオフィスへ向かう。しかし、駐車場が満車でそのままドライブスルー出口から出てしまった。雨の場合は、店に入る人が多いようだ。

■「作家の人たち」(倉知 淳著、幻冬舎、2019年)を読む。

「大量の汗が噴き出していたのだ。~心理的なストレスが原因と思われる。」

「すべてが詰んだ。」

「好きの反対は嫌いではなく、無関心」