気分

■気分

 ♪雨上がりの朝~、トントントン~家人のまな板をたたく音で起こされる。今日は休みのはずなのに早い。階下へ降りるとさっそく、ゴミ出し指令が待っていた。西の空に青空がまだら見えるのでこれから晴れることが予見される。

 毎日その日の気分で行動している。勘で判断している。これは、いい加減に適当に生きているのではなく、その日の自分の身体と対話しながら行動していると自分では考えている。

 さて、今日の気分は、久しぶりに学習意欲が頭をもたげて来た。とすれば、電源があり、Wi-Fiが心置きなく使える場所がいいと頭の中でネットサーフィンをしたら、駅前と出た。風もやや強めで涼しく歩いて行っても汗など出ないと考えていたら、バス停を横切る時に、すぐ前の停留所を発車したことを知らせるランプが点いている。数歩、後ずさりしてバスを待つ。しかし、ラッシュなのか直ぐには来なかった。

 待っていると自販機にスマホで購入するとポイントが溜まるという広告が出ていた。スマホ依存度を下げないと大変なことになると日ごろ危機感を持っているので、少し考えて見た。スマホなど電子機器は必ず壊れると思っており、その依存度は低くしなければならない。電話やメールだけにしたい。しかし自分には、この間消えてしまったスケジュール帳があった。これはまだ依存している。先日偶然であるが、パソコンのグーグルメールと同期が取れていることが分かり、少しは依存度を下げられたか安堵している。誰かが何かで書いていたが、便利さが生きる力を失わせている・・・・。

 ガラガラのバスで駅前に到着する。行先は決まっているので、ここでゆっくりすることにした。

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 モーニングのコスパでは知っている中で一番ではなかろうか。BGMも音量が大きく多少騒がしくても気にならない。知らない曲ばかりかかるのがちょっと・・・だけど。 

 午後からは剪定済みの庭木の整理を行う。これは、一度に出来ないので少しずつ毎日のように行う必要がある。

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 今日も隙間時間を見つけて樹の実拾いをする。そして、ファスナー付のポリ袋を買って来て、種類ごとに分けて入れる。

■「針と糸」(小川 糸著、毎日新聞出版、2018年)を読む。

「~生きていくのに必要なのは愛ではなくてお金だ~」

「死んだらゼロになる~」

「~私も孤児になった~」

「~いかにお金をかけずに楽しく生きるか、というのが人生の大きなテーマになっているのだ。」

「~競うように“お金をかけず幸せになる暮らし方”を模索する。」

「持たない暮らし、が脚光を浴びている。」

「ゴミなどない~」

「欲しいものがないわけでは決してないのだが、価値観が変わるというか、消費することにあまり関心がなくなるのだ。」

「~日照時間が短くなると、自殺する人が多くなる。」

「先生、なんて呼ばれるのは、まっぴらご免なのだ。」

「本を読んでは海を見て、また本を読んでは空を見て、なんとも至福な時間を過ごす。」

「~一度しかない人生なのだから、悔いのないよう思う存分自分のやりたいことをして生きていきたい~」

「なんでも残しておくドイツと、水に流す文化の日本。」

「物語を書く時は、自然であることを意識するよう心がけている。」