千石城山

■千石城山

 秋晴れのいい日になった。くさのさんと千石城山登山が決まったのは昨晩であった。ここは、冬山の定番なのであるが、無積雪期にいつもの第一登山口から登っても面白くはない。そこで、趣向を変えることにした。だいぶ前であるが、何かの研修会でこの山が舞台になった時に、体力的に難しい方がいて、誰かが第二登山口から戻ればと助言していたことを思い出した。結果的に、そこへは行かなかったが、情報として知っておくことは重要だと思い続けていた。そして、今回は実行することにした。

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 尾根道を通る気持ちのいいルートであった。歩いている途中で、ミズナラのドングリやブナのドングリがあればいいし、ナメコでも出ておればなおいいと考えながら歩き、30分ほどで登頂した。

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 下山でも探しまくったが、何一つ落ちていないし、成っていない。最近、平野部に熊の出没が増えているが、この状態なら熊の気持ちも分かるような気がした。

 秋に里山へ登って、何もなしであった。こういうことも珍しいと思いながら紅葉を撮る。

・幸い、予定していなかった第三登山口とでも言えそうなルートが見つかり感動した。

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 そして、林道を下っていると体長1mほどの熊が横切ったとくさのさんが目撃した。自分は分からなかった。住宅街の近くであった。

 昼時間が近づいてきたので、あれこれ物色する。その結果、カレーウドンに決まった。少し遠いが向かい開店15分前に到着する。店の看板には臨時休業の文字。しかし、中で音がするし、いい匂いもしてきたことから待つことにした。5分前で駐車場がほぼいっぱいになった。

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 せっかく来たのだから少し値が張ったがカツカレーウドンにした。やはりこうでなくちゃいけない。最後にご飯を入れて、綺麗に食べ切った。お腹はまんぷくで満足である。

 しかし、秋の恵が何もないというのは、はがやしいので、別の山へ向かい、ムカゴとオニグルミ、ヒメグルミを少し拾い帰路に着いた。

■「金属は人体になぜ必要か」(桜井 弘著、講談社、1996年)を読む。

「ある微量元素を食べ物からからだにとりいれる量が低下すると、重大な機能的障害が現れ、ときには死んでしまうことがある。」