ガーリック

■ガーリック

 昨日はダラのように眠ったので、今朝は気持ちよく目が覚めた。自分の掲げる豊かな生活の一要素である。朝食にハム4枚のハムサンドを作り食べ、その後、お菓子などを食べて過ごしていると、吐き気が起きた。実際に吐く場合はあまりないが、吐き気は3日に一回ほど起きる。いつもは胃薬を飲むのであるが今朝は間に合わなかった。

 そんな状態でも、歩数を稼ぐべく図書館まで歩く。天気は時折陽射しが覗く曇りであったが、雪がちらつくこともあった。机に座って、1ページほど読むと眠気が襲ってくるので、自然の意向に逆らわずに居眠りを決め込む。それでも、急に活力が出る瞬間があるので、その時は頑張って目を通す。今週末に試験があるので、その準備であるが、難しいね。やはり小説の方がいいわ。

 それでも昼になった。いつもながら面倒であるが、ここで外食やインスタントにしてしまうと泥沼化しそうなので、懸命に考える。朝食がパンだったのでご飯ものにしようと内なる声を聴いていると、ガーリックライスが浮かんだ。昔、東京のどこかで食べさせていただいたカリカリのガーリックライスのことを思い出したようだ。確かステーキ店だったと記憶している。シェフが目の前の鉄板でスライスしたニンニクを丁寧にフライ返しでひっくり返していることも思い出していた。

 帰るころは青空が出ているものの、小雨が降っている。西に空を見ると30分は持ちそうなので、そのまま徒歩でスーパーへ向かう。

 ニンニクは、丁寧に薄くスライスしておく。オリーブオイルを少し多めに入れてニンニクスライスを並べる。焦げが付いたら別皿に移す。そのフライパンでひき肉を炒める。そして、色が変わったら、これも別皿に移す。卵に麺つゆを少し入れて、溶き、卵焼き状にしたものに、ご飯を入れ、その後、肉や野菜やニンニクなどを加え混ぜる。味付けは、適当にあるものを使う。無ければ塩コショウのみになる。今回はドライカレーの素があったのでそれを利用する。

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 今日のワンダラーランチである。食べる前はカレー味に負けるかと思っていたが、やはりガーリックが勝っていた。若干焦げすぎたのもあり、苦い部分もあったが、大満足である。 

 家人はプールからの帰り道で自分が歩いて帰宅するところを見かけたという。あいにく、スーパーへ向かったので乗せるのは無理だったようだ。その次に「ハイカイ」という。ハイカイと聞けば自分の中では、俳諧である。しかし、自分の歩きは老人の徘徊のようだという意味であった。徘徊については、痛い経験もしているが、何キロも歩く場合もあるというではないか。初めて聞いた時は少し驚いた。

■「南風」(宮内勝典著、石風社、2019年)を読む。

「いま映っている世界は、ただ一つの決定的な世界ではなく、どこまでもどこまでものっぺらぼうな一つの部分に過ぎないのかもしれない。」

「人生は短く、芸術は長い」

「処女作には、その作家のすべてがあると言われますが~」