■敗戦
最近、自分の憔悴具合が激しいので、家人よりマスクで並ぶのはやめて欲しいと言われている。タオル生地で手作りするという。確かに、前日の閉店後23時ごろに店へ行って翌日の販売数を確認し、4時ごろ起床し、店で並ぶということが続いている。4時間の睡眠では入手できるが5時間眠るとダメになるという「4当5落」を物語っている。日中寝ておればいいだろうと考えるのは早計である。昼間は深い睡眠、疲れが取れる睡眠は難しい。
昨日は20個販売という張り紙を確認してから帰宅し、風呂に入って12時頃に床に就く。最近疲れがあるので、アラームを4時にセットして眠る。そして今日は、4時に起きた。直ぐに、毛布を持って自家用車で店に行った。なんと、近い駐車場は一杯であった。遠くに停める。椅子を持って、列に向かう。今まで見たことがないがこの時間帯で2列になっている。さっそく、1、2,3,4~と待っている方を20まで数える。30人近く並んでいる。20の時点で失礼しますと常連向けに声を発して店を後にした。例のおばさんが駆け寄ってくれて、ねぎらってくれた。負けたのだ!お前は負けたのだ!考えが甘いのう!行動がたるいねえ!そうして、昨日懸念されていた4時では遅いということが判明した。やや考慮すれば、今日は土曜日なので日ごろ買いに来れない会社勤めの方も並ばれたのだろう。7枚のマスクに4時から並ぶのである。闘いのステージは3時代へと移った。
この店がダメなら諦めようという状況にはない。事前のマスク情報を頼りに4か所向かい、2か所は販売無し、もう一か所は30分ほど並んだが、無しということであった。負けたのだ!こうなると、夜になったら十分に眠り2時か3時に起きる生活にシフトしなければならない。登山で何度も経験しているのでできないことは無いが、疲れるね!。
大分気落ちして、散歩に出かける。天気がいいので気温も高い。少し歩くと汗ばむ。
歩いていると花が咲いている。片っ端から同定していく。はっきりと思い出せないのもあったが、それは無視する。しかし、分からないのがあった。葉は細く長い。
帰宅後調べて見るとハナニラであった。今日はソメイヨシノが満開である。花の名所には行かないが近くでも十分見ることができる。
この桜、あと何年見れるのだろうか。敗戦の後遺症は当分続きそうだ。
■「“朝ドラ”を観なくなった人は、なぜ認知症になりやすいのか?」(奥村 歩著、幻冬舎、2019年)を読む。
「~会話中にこの“とりつくろい言動”をするようなら、ほぼ100%、アルツハイマー型認知症と見て間違いありません。」
「“弱く見られることに免疫がある人”こそが本当に強い人なのだと考えています。」
「“ボーッとすること”は、脳にとってとても大事なんですよ」
「~わたしたちが認知症やうつ病から身を守っていくには、普段からなるべく“ボーッとする時間”をとり、デフォルトモード・ネットワークを働かせていくことが不可欠。」
「中年太りの人は、将来、認知症になるリスクが大きい」
「人の若々しさは脳から生まれる」
「~服装やおしゃれに構わなくなってきたりしたなら要注意。」
「頑固、まじめ、意地っ張り、強がりを言う、弱音を吐かない、白黒思考、シュド思考、せっかち、自分の意見を曲げない、仕事をバリバリがんばる、時間に追われる、ぼんやりする暇すらない、中年太り、見た目に構わなくなる・・・・」
「~世界一長生きの国だから、世界一認知症になりやすいのです。」
「ほとんどの日本人は一生に一度はうつになるーーー。」
「~脳の健康維持のためには“自分のものさし”をしっかり持ち~」
「現在、75歳以上の高齢者が運転免許を更新する際には“認知機能検査”~検査年齢も60歳くらいからにすべき~」
「変化についていけないストレス」
「~他人にグチをこぼす行為にはストレス解消効果があります。」
「~人間のやる気は“50%はすでに知っている内容だけど、残りの50%はやってみないとわからない未知の領域”というバランスにおいてもっとも引き出される~」
「長生き~“子供のときに明るくポジティブな性格だった人は早死にの傾向が強かった”“老後にのんびりした暮らしを選択すると早死にの傾向が強まる”~」
「~男の寿命はどれだけたくさんの言葉を発するかどうかによって決まってくる~」
「~60代半ばを過ぎた人は、もう美容のためのダイエットなど行わない方が身のため~」
「~常日頃からネット上の他人の言動や社会の在り方に目を光らせて不満感や不遇感をつのらせている人は~寂しい老後を送らざるを得なくなるかも~」
「不便益」
「“自分の役割を持つ”“自分のやるべき日課を持つ”“人や自然、社会と深くつながっている”」
「~老化や病気、ケガによる“喪失”も、わたしたちの脳にバカにできないマイナスの影響をもたらしている~」
「~日々よく歩くことは、脳の機能を長持ちさせていくために欠かせません。」
「認知症になったからこそわかること」
「認知症になったからこそ気づいたこと」