■干支登山
今年は「子年」である。毎年干支登山をしており、今年は「二子山」にした。思えば最後に登山をしたのは半年以上前であった。気持ちが山から離れてしまっていた。こういうのは危険信号である。今回は、URAさん、くさのさんのご協力があり、実行した。天気予報は曇りで山は雪ということであったが、午前中は持ちそうなので市内から30分もかからない、二子山登山口に到着した。
前もってルートは調べてあったので迷うことなく進む。最初は、緩やかな傾斜であり気持ちが良かった。久しぶりに体験した山の空気に気持ちが高ぶる。全員、長靴である。
ここを右に曲がる。
一応、登山道を示す標識がいくつかあったが、小さいので枝に付いているリボンを手掛かりに進むことが多かった。
スギの木に虫こぶが沢山付いている。まるで、櫛団子のようだ。
ほとんど、傾斜のない緩やかな登山道を進む二人である。
渡渉もある。渡渉は2か所あったが、地図では後半の一か所しか示されてなかったのでここが、後半かと勘違いし、愛想もない山だなあと考えていた。
少し休息である。気温は低く。ここまでは雨は無かったが手は冷たかった。ここで、くさのさんの袖に注目である。なんと腕まくりをされている。自分もミドルウエアは脱いでいた。
二人で休息の様子である。URAさんからお菓子をいただく。
さあ、出発とくさのさんを見ると、なんと半そでである。歩いて居れば汗もかくが気温は低い。大丈夫だろうか。
URAさんが急登に挑戦する。
最初に緩やかな登山道は、尾根道から泥の急登になった。なかなかしんどい。玄人の山と書いたガイドブックもあった。ここでURAさんは、自分のために杖を作ってくれた。これは下山で本領を発揮した。
途中から雪である。いや、霰である。平野部では雨になるであろう雨粒がここでは気温が低いのでそのままの大きさで氷結したような雪であった。
まあ、数センチなのでどうもない。
もうまもなく頂上のはずである。
登頂である。集合写真を撮る。雪も止んでくれて、青空も見える。眺望は悪いが、達成感は大きい。
ここの西側には小佐波御前山が鎮座する。
この山は名前の通り東峰と西峰の双耳峰なので、西の方にも向かう。
15分ほどで到着である。
スマホは繋がるようだ。URAさんが登頂報告をされている。
下山は難航した。自分はダブルストックにしたが、あまりにも遅いので手袋をつけてシングルストックにして、枝などにつかまりながら下山する。
かなりの急坂に悪戦苦闘している。
ナツツバキの木である。フジに巻かれたためにこうなったのだろう。
花は乏しかった。キンキマメザクラ、サンシュユ、ユキツバキ、キクザキイチゲ、スミレ、カタバミなど。野鳥は、ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ、キビタキのような声(?)、カケスが確認できた。
下山後は昼食である。野菜、ニンニク増しのラーメンを食べる。
久しぶりの登山で足の筋肉痛が激しい。今年の登山はどうするか。昨年はフォレストリーダーで多忙を極めたので登山まで余裕はなかったが、今年はコロナショックで事業は中止が相次いである。
ある山小屋のホームページを見たら、高齢者で持病の持っている方は泊まらないで欲しいとあった。医療体制や人工呼吸器などが無いからという理由であった。そして、自己責任でお願いしますと結んであった。