二日目

■二日目

 昨日は久しぶりの肉体労働であちこち痛い。時間と共に影響が出てくるようだ。もっとも、仕事というよりか、ジムに通っている感覚でいる。この職場は半日単位でローテーションがかかる。したがって、行くまで何をやらされるのか分からない。

 今日は家人は中番だったので職場へ寄って行ってもらった。交通費が出ないのでこういう対応も必要になる。作業指示板というか、段取り表を見ると今日の午前中は”荷卸し”という作業になっている。これで筋トレができる。時間まで事務所で待っていると年長者の方と人事部の方が話しているのが聞こえてしまった。年長者の方は、4段は積めないので今日で辞めさせてもらいますと言っている。一瞬、近未来の自分を見ているようだ。

 6号ラインでの荷卸し担当である。初めてなので経験者に教えてもらう。トラックが入るのでコンテナをラインまで運ぶということは分かった。トラックでは20箱以上も沢山あった。12箱ほどのトラックが入庫したので、空いているラインの手前まで下がってもらい約25kgのコンテナを降ろす。これで筋トレスタートである。と思ったら、8人全員が集まって降ろし始める。自分は1個だけで降ろした。そして、次のトラックが到着するまで座って涼しい所で待つ。この繰り返しであった。楽なもんだ。これなら毎日でもやっていたい。

 90分の昼休憩後、午後の担当を確認すると”箱詰め”になっている。これは、一人で4種類の箱詰めをするのであるが、自分は初めてなので、2種類だけにしてもらった。ここは2階なのか、スポットクーラが設置してある。しかし、一人の場所に二人入ったので、スポットクーラーの冷気は自分の方には向いていなかった。この作業は、ラインから流れてきた商品をエンボストレーに入れるだけである。2時間で5箱位しか箱詰めしなかったが、こんなんで採算は合うのだろうか。9割方突っ立っていただけである。

 今日も15時半に作業が終了した。あまり労働をしていないと考えていたが、汗はかなりかいたようだ。まあ、この程度の労働で筋肉を付けて行こうと考え始めた。

■「漢字の植物苑」(円満宇二郎著、岩波書店、2020年)を読む。

「ウメ~甘さは、酸っぱさの母である」

本草学の祖をされる伝説の聖人、神農(しんのう)は、自分で実際にさまざまな植物を食べてその効能を確かめ、最後は毒にあたって亡くなったとのこと。」

躑躅~毒性を持つのは、レンゲツツジという種類のツツジ。」

「ヒマワリ~太陽を追って花がまわるという俗説があるが、実際にはほとんど動かない」

「燭台大蒟蒻~ショクダイオオコンニャク~花序は高さ三メートル、直径1メートル以上に達し、全植物中最大」

「“菊”を“きく”と読むのは音読みだ~」

「中国語で“山茶”はツバキのことなのです。」

漢和辞典では、“柏”はコノデガシワのことである~」