来拝山

■来拝山

 老後の豊かな生活の指標の一つとして、精神的安定、肉体的安定、社会的安定を掲げている。(どこにも書いてないが)そして、それを確認する手段が自分の場合は、登山である。月に一回程度の登山をしている間は、安定していると考えている。もし、何か悩みがあったり、トラブルを抱えていたり、病気の場合は、登山をしようという気持ちは起きない。従って、急に登山をしなくなったら、危ないという指標である。

 今回もくさのさんと打ち合わせて来拝山へ向かう。この山は低いが、紅葉はここまで降りてきているのでそれが目当てであった。いつもの、コースから進む。

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 ここもいつもと変わらない登山口であった。途中、キャンプ場の様子を確認した。

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 この落葉のフカフカな絨毯のような道は誠に気持ちがいい。そして、ミシ、ミシ、ミシという音がいいねえ。

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 私である。何かを探しているように見えるが、たぶんホウノキの芯であろうと思われる。

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 何かを見つけたようだ。

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 くさのさんが、キノコを見つける。

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 なぜか、藪漕ぎもされる。まあ、彼の場合、このような行動はよくあるので気にもしない。

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 こっちにもキノコがあったがもちろんスルーする。

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 もう見えない場所まで行ってしまっている。

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 いい道である。

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 天気も上々で、冬の風のような気がしなかった。気持ちのいい風に吹かれて、鼻歌も歌いながら歩いていた。

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 頂上付近の道はなめらかである。

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 もうすぐゴールである。

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 登頂である。ここからの立山方面は素晴らしく良く見えた。

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 下山は、城前峠方面に向かう。そして、途中で大日の森の方へ向かう。実は、何年か前の積雪期で一人で登っており、同様な判断をして道に迷った記憶が思い出された。少し、躊躇したが、二人なら心強い。大日の森方面へ向かう。

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 ところが、いろいろな道があり、歩いたことのない尾根道に出た。焦ったのは、下山しているはずなのに、登りがある。あっちこっち歩いていたが、こういうのを道迷いと言うのだろう。山によっては、医王山のように迷ったらどっちかに降りれば、林道にぶつかるという山もあるが、ここは藪漕ぎもできそうもない。まあ、道迷いもまた楽しである。なんとか峠だの、何とかの森だの訳が分からない。Y方面とかH方面とか標識があるが、何の意味か分からない。こういう場合は、焦ってはいけない。まず、分かっていることを確認する。大辻山と来拝山の見え方から自分たちの位置を判断する。そうして、鍬崎山方面も確認すると、おおむね青少年の家に向かっているようなので、さらに進む。やっと、下りになった。そうして、3番出口に出たのであった。そこには、大丸山尾根道コースと書いてあった。初めて知った。もう少し、青少年の家の近くにでる予定であったが、結構遠くに出てしまった。

 下山後は、温泉である。いい湯であった。

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 そうして、ランチである。五福にある味噌ラーメン専門店に向かう。メニューに小盛が追加されていたので、小盛にしたが、感動的な量であった。今日は、行列が付いていて大分待たされた。食べている間にも行列ができていた。

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 いい天候での登山は気持ちがいい。毎回であるが、登山後の動きは軽やかである。