■笠尻山から・・・・・
中途半端なタイトルであるが、本来であれば「笠尻山から千石城山縦走」になるはずであった。笠尻山も千石城山も独立峰なので尾根沿いなどという縦走はできない。笠尻山を登り下山してから千石城山方面を歩き、千石城山を登るのである。当然、藪だらけなので、積雪期しか実現できないルートである。こういう限定品のようなモノは魅力がある。くさのさんと昨年から下見を2度ほど行い、下調べをして今回実施することにした。
サプライズがあった。このブログを読んで下さっている、なかさんが同行を申し出されてので3人で実施する。なかさんは、年間50~60座ほど登山をされており、今年で14座目という。まさに、超人の部類であろう。
車が2台あるので、出発の笠尻山と到着の千石城山にデポする。前回は標識は上の部分は見えたが、今回は全没しているようだ。
装備は、正しい装備にすることにした。いつもは、ここまではやらない。スノーシューは前回の下見の時に不適と分かり、その後の雪の締まり具合からワカンにした。そのため、登山靴、スパッツと教科書に書いてあるような装備にした。
ところがである、何年も使わなかったスパッツにカンジキにより、私の出足は挫かれてしまった。太っているため、カンジキのバンドを締めようとすると無理な姿勢になってしまい、左足のふくらはぎが痙攣してしまった。まあ、痙攣などは歩いているうちに直ろうとタカをくくっていたが、カンジキは歩いていると緩むのでその都度増し締めしなければならない。ということは、かがんで無理な姿勢で調整することになる。最後は、締まらないのでそのままで歩いた。
ベテランのなかさんからは雪割れが起こっている可能性が考えられ時期が遅すぎるという意見もあったが、なかなかスケジュールが合わず今日になった。千石城山の駐車場は満車で後から聞いたら40名ほど頂上にいたという。夏場よりも多いのではなかろうか。
やはり、なかさんの指摘通り途中の雪は解けていた。
二人の姿はとうに見えない。カンジキを締め直しながら、痙攣を我慢しながら頑張って歩く。途中急登もあるが、ここで完登を断念した。何とか足を引きずりながら皆の待っている場所に到着する。崖の前で待っておられた。ここで、戻ると言って車のカギを受け取る。
二人は崖を降りていった。
こっちは下山である。カンジキなのでスノーシューより有利であるが、それでも苦戦の連続であった。雪は十分しまっており、新雪の上も楽に歩ける。
せっかくなので、マルバマンサクの花を探した。直ぐに見つかる。
本当に天気がいい。こんな日に山に登らずいつ登るというのか。
下山してカンジキを外すのにもてこずった。氷の玉が出来ていて、通らない。なかなか硬い。リュックに付けてあるアルミ製のコップで割った。
そして下山して車で移動中に、くさのさんから登頂の連絡が入った。速い!こっちはまだ着いていない。焦ったね。
下山後は、温泉である。二手に分かれた。
ここの温泉は、いわゆる効く温泉であろうと思う。上がった後も、汗がふつふつ出る。窓を開けてランチ場所まで向かう。
昼食は、いつもの味噌ラーメンにした。閉店30分ほど前についたが、行列であった。
帰宅後、ぐったりである。皆の半分も行動していないにもかかわらず、ぐったりと疲れている。アミノバイタルのゼリーを飲んで少し元気になった。
敗因は何かと問われれば、肥満と応えざるを得ない。