つなぎ

■つなぎ

 今日も晴れで風が弱いので絶好の散策日和になった。朝一にセカンドオフィスへ向かう。自然、鼻歌が出てくる。指定席は空いていた。8時過ぎ到着で少し早いのでMサイズにした。

 まもなく、常連さんが来店される。議題は、新聞記事である。この製薬企業のやり方を見ていると、前に働いていた金沢の企業と相通ずるところがあるなあと思っていた。

 昼は決めていなかった。何も買わず帰宅する。賄いは基本あるもので済ます。

 今日は気温が高かったので、ざる蕎麦に決めた。冷蔵庫を覗くと、使いさしの昨日のごぼうがある。まあ、連荘でもいいので、ごぼう天を付けようと全て切る。

 ダイコンおろしと、ワサビとネギも薬味で付ければ出来上がりである。

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 恐る恐る一筋を食べて見た。「これだ! この食感だ! ついに出来た!」とやや興奮が走る。いままでで、一番の出来であった。これまで、上手くいかなかった原因が分かった。水の分量でも、こねかたでも、伸ばし方でもなかった。水締めであった。

 いままで、水締めは冷やせばいいように考えていたが、これは違ったのである。切る時にくっつかないように粉を打つが、これを除去するのが目的であった。

 実は、少し前に蕎麦屋さんに行って工程を見ていたら、水で締めた後に氷の槽で冷やしていた。そのため、麺を手で触りながら、ぬめりがとれるまで洗った。その結果、だいぶ切れてしまったが・・・・。

 これで、次回からは最低このレベルになる。もう作り置きは無くなったので、新しくそばを打つことにした。今回は、つなぎを入れる。

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 上の方の白っぽいのが小麦粉である。小麦粉が全体に混ざる様にしてから水を回して捏ねる。心持、硬くなっているようだ。

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 ここで熟成させる。

 少し昼寝をしてから、家のことを少し行い、午後の部へ行く。ここまで、1万3千歩になっている。

 ゆっくりとした午後のひと時になった。

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■「愚者が訊く その2」(倉本 聰・林原博光著、双葉社、2018年)を読む。(その1)

「賢者は原点をしっかり見つめている。」

「~日本産のトキと中国産のトキは、やっぱり違うんです。」

「クマ~もともと神様ですからね。」

「きちんと死ねるってちゅうことは、しっかり生きて来た証拠ですもんね。」

「人間は、対自然の分野では、一番劣っているんじゃないですか?」

「ウジって“総合栄養食”なんですよ。」

「~昆虫食はこれから多分、人類を救うかもしれないですよ。」

「~野生の中で死ねるってのは、最高なんですよ。~全て自然に還元できるんです。」

「~今、落ちていませんか?~生きる能力みたいなものが。人間は全部落ちてます。」

「虫も食わねえものを、人間がくえっちゅわけです。」

一神教ほど、武力を誇示する好戦的な宗教ってないですよね。」

「~何で人のために食料作んなきゃなんないんだと思いますよ。」

「クマよけの鈴も~同じリズムで刻んでいると、クマよけにはなりません。」

「都市を滅ぼせ~他人のための食糧は作らない。」

「日本中の針葉樹をベタ切りに全部伐ってしまって、クリとかナラとかトチだとかそういう食べられる実のなる広葉樹に変える。」

「空腹を我慢すると死にますが、贅沢を我慢しても死にません。、」

「元々伊勢神宮って“食”の神様で~」

「縮小、耐久、簡素。」

「天地は不仁なり」

「体を壊して、家庭を壊して、環境を壊して~求めた贅沢によって滅びるわけです。」