目眩

■目眩

 今朝起きたのは4時30分ごろであった。そのまま、クラッシク音楽を掛けながらカフェオレを飲む。少し本を読んでいたが、6時ごろには、二度寝する。

 7時ごろに起床して、朝食を食べてセカンドオフィスへ向かう。

 外は小雨であったが、バスにした。どうも体調が万全ではないようだ。バレンタインのお返しも持参した。

 セカンドオフィスでは、全員揃った。土日しか来れない方や、10日ぶりの方もおられ、盛り上がったね。さっそく、ホワイトデーの集金である。ワインで返すという。

 しばらく歓談していると、Y.O.さんも来店されたので、お返しをする。明日は来れないし、来週も流動的なので、今日渡した。3倍返しである。双方、今年で最後にしてもらいたいね。

 常連さん達が出店された後もしばらく本を読んでいたが、急に視野がせまくなりめまいを感じた。まだ、感じただけなので全ての作業を中断し、目を瞑る。めまいは、何回か経験しているので、それ相応の対応は可能であるが、時と場合によっては不可能な場合もある。

 帰宅も、安全を優先してバスにした。

 昼である。何も買って来なかったのであるもので済ますことになる。つなぎを1割入れた蕎麦があるので、伸ばして切る。後は昨日の残りの油揚げともちにする。テーブルの上に、昨日の夕飯の残りなどが置いてある。

 蕎麦は寒かったので温麺にした。確かに切れない。

f:id:zen_chi:20210306163317j:plain

 蕎麦は二八蕎麦が一番旨いとか、つなぎが重要などと見聞きしているが、自分では信じられない。本当に旨い蕎麦の味を知っているのかと思ったりもしたが、バレンタインデーにはチョコレートを贈るものだというふうに踊らされているのではなかろうかと思っている。

 喫茶店は利益を出そうと、豆の量を出来るだけ少なくして、中にはアメリカンよりも薄いコーヒーを出して、当店のスペシャブレンドですと言っている店もある。蕎麦屋さんも、高い蕎麦粉を少なくして小麦粉を多く使い、二八蕎麦こそ一番旨いと言っているだけではなかろうか。まして、市販の10円ほどの茹でそばは、何が入っているか分からない。

 今後の目標は、できるだけ加工品を買わないようにしたい。今度、油揚げも家で揚げてみようかとも考えている。いや、豆腐から作ってみようかともよぎった。いやいや、大豆を栽培してみようかとも・・・。まあ、ここまで来ると夢物語になる。

 蕎麦打ちについて、定年後にいい趣味ですねと言われたことがあるが、趣味というと何もやることのない高齢者の暇つぶし的な意味が強い。しかし、自分の場合は、生活の一部である。生きるための生活の手段である。

 めまいの兆候はまだ続いている。♪時は 私に 目眩だけを 残して行く~。

■「愚者が訊く その2」(倉本 聰・林原博光著、双葉社、2018年)を読む。(その3)

「“生活価値の普遍性”~一度、上げてしまった生活水準は下げることが出来ないっていう法則なんです。」

「欲望を満足させることが、やっぱり人間の最大の快楽です~」

「もう、未来はお先真っ暗です。」

「スモール・イズ・ビューティフル」

「~他の生物からすると、人間がいないことが、一番ハッピーな状態ですよね。」

「~電気製品を使うってことは~人間の肉体感覚とか、感覚、視覚、聴覚・・・・体の丈夫さとかいろんなことを、全部退化させる方向になりますね。」

「人間は家電製品を使いだすことによってどんどん衰えていくことは間違いないんですね。」

「やっぱり電気が便利にしてきたことと同じ分量のものを確実に失ってるなー~」

「~要するに不要な物を押し付けられる社会に変わってきちゃいましたね。」

「~最後は肉体の鍛錬をしていなければ破滅してしまう~」

「~みんなお金がないと幸せになれないと思い込みすぎているんですよ。」

「~世の中で“生活必需品”と言われているものが、実は全然必需品じゃないっていうことに気付かせてくれて~」

「~知恵と工夫を凝らして、文明に頼らない生活~」

「本当に、どんどん体に菌を入れないと、むしろ抵抗力がなくなってしまいます。」

「甘酒は飲む点滴です。甘酒ほど体にいいものはありません。」

「地球上の民族の中で日本人は、完璧なるベジタリアン。」

「~1%でも外国から自分の国に食料入ってきたら独立国家じゃない~」

「樹は根に拠って立つ。されど根は人の目に触れず。」

「~“鉄筋コンクリート”は、永久に持つと思っていたんです。でも、たった50年だそうなんですね。」

「白砂青松の海岸に枝根の針葉樹の松林は、やはり防潮林にには不向きなんですね。」

「~究極的に自然を元通りにするには、人間が消えることですよ。」

「~もういわゆる文明というのは、間違ったころばっかりやってるんですからね。」