雨メニュー

■雨メニュー

 今月は初めの予定では、登山であった。積雪期の方が有利と考えていた山行であった。しかし、天気予報は雨天80%というので、雨メニューに変更した。山菜と温泉である。

 ある山行へ向かい途中でふきのとうを大量に採る。雪が融けた直後のフキノトウはまだトウが立っていない。午前中は曇りであったが、気温が高かったのだろうか汗が出た。

 その後、温泉である。今日はゆっくり目に入った。

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 温泉でゆっくりしたところで昼食である。くさのさんとどこがいいかと思案しあうもなかなか出てこない。自分は、このところの体調悪化に加え、車酔いのような状態に陥り食欲がなかった。どこへ行くかを迷った場合は、大型ショッピングセンターに行くことにしている。フードコートではいろいろな店があり、選びやすい。最近麺類が多かったのでカレーにした。何でも100時間かけて作られているらしい。

 その後、喫茶店でいろいろな話で過ごし帰宅する。

 帰宅後、ふきのとうを調理する。天婦羅だけでは多すぎるので、フキミソも作った。

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 家族は食べてくれるだろうか?まあ、残れば自分が食べるだけである。
 温泉はいいね。少し体調が改善したように感じた。

■「かきがら」(小池昌代著、幻戯書房、2020年)を読む。

「~おしっこもうんちも自分のコントロールをはずれて出てしまう。」

「文句をつけ、怒ることでしか、人と繋がれる手段を持たない人がいた。」

「雨みたいにぱらぱらと人の死が降ってくる。」

「老いは敗北ではないが、できないことは増える。できないことは負けることじゃない。」

「~ウィルスを甘く見るな、きちんとおそれろ、バカ~」

「人はいきなり去っていく」

「練習なんかしません。毎日の暮らしが練習ですから」

「加工品は買うな。原料だけ買って来い。」

「~歯がコーヒーで染色され、全体が薄茶色になっている。」

「現代人は靴で身体を壊されている~」

「~一度も正選手になれなかった。」

「日々段々と、言葉を忘れ、人の名前を忘れ、できないことが増えていく~」

「~生活ができるくらいの儲けがあればよく、品質を落としてまで利益を出そうとなどとは思わない。」

「今は、みんなが、身体や心に、何かの不具合を抱えて生きている。」

「味を決める調味料ほど、質のよいものを選ばなくてはだめだ~」

「~ホテルの醍醐味は、二泊目からね。」

「暗闇は、人が思うよりずっと華やかだから」

「苫(とま)というのは、菅とか茅なんかの草で編んだ筵のことですね。」

「~能力主義の名のもとに、つい先日、会社をくびになったばかりだ。」

「時代の病」

「~ある年になると山へ入り、木の実や木肌をかじりながら、だんだんと食物を断ち、穴の中で餓死を選ぶ。」