メガネ

■メガネ

 朝、起床し、自然にメガネを取ろうとしたが、定位置にない。長年の経験でこういう場合は、慌てて動かないほうがいい。そこで、電灯を点けて慎重に手で周りをなぞる。裸眼でも光るものが確認できたので、安心して手に取った。ところが、今度は左レンズが取れていることが分った。そして、引き続き慎重に探す。直ぐには出てこなかったが、見つかった。こういう状態になる場合は、寝ている間に取れて自分の身体で押しつぶした場合である。精密ドライバーがないので、レンズを簡単にはめてかけてみたが、やはりフレームも曲がっている。

 災難である。そこで、昨日の眠る前の状態を思いだして見ると、確か、六文銭のおけいちゃんの歌を聞いていたことまで覚えている。音楽を聴く場合は、メガネを外しているはずである。ということは、寝ている間にメガネを取ってそのまま潰したことになる。朝起きて変わっているというと、カフカが書いた変身のザムザのような心境である。

 やはり、加齢であろう。私の加齢は無意識での行動なのか、♪私の、私のカレは・ダン・ダン・左利き~。

 レンズはいつ落ちてもいいように、手を添えながらセカンドオフィスへ向かう。傘も差していたので変な格好であったと思う。常連さんが一人遅れて来店されたが、あまり話はしなかったね。

 今日は1万歩をめざそう。昨日は、歩きすぎが予見されたので、帰りはバスにしたお陰でちょうど1万歩であった。まさに、コントロールドである。

 店を出て直ぐにメガネ屋さんに向かう。ここは、アフターサービスが良く。今回も無料で対応していただいた。おまけに、曇り止めも塗ってくれた。ようやく、普通に歩ける。

 帰路は昼食の予定である。今日は自分が打った蕎麦を食べる。薬味が無くなったので、山芋で食べようと八百屋さんにいった。山芋は大きく300円という。しかし、ヤマトイモは50cmほどで100円だったので、これにした。部分的に痛んでいたが、その部分は取り除くので問題なしである。

 寝かせてある蕎麦を取り出した時点で、上手く行ったことが分る。3等分して2食は冷蔵庫に終う。伸ばして切るもいい感じである。これで、茹でて切れなければ成功である。

 恐る恐る食べる。旨い!あまり切れていない。蕎麦はこういうのに限るねえ。これで満足である。今後、蕎麦は大丈夫だろう。次の課題は、ザル蕎麦に対する付け合わせというか薬味というかのレパートリーを増やすことである。現在は大根おろしと山芋だけである。今日のヤマトイモでも1週間分ほどある。まあ、天婦羅でも付けようかね。

 食後は、マストの昼寝をする。

 午後からは暖かくなってきたので、フォレストのクラフトの準備をする。

 実家の裏庭にシャガが咲き始めた。

f:id:zen_chi:20210405175056j:plain

 歩数は1万2千歩とやや多い。

■「秘密は日記に隠すもの」(永井するみ著、双葉社、2012年)を読む。

「~いいもの大好き症候群~」

「そうか。日記っていうのは、嘘を書けばいいんだ。」

「大不況だと嘆く人が多いが、正しく状況を把握し、適切な判断を下せば、どのような時代でも生き残れるのだ。」

「精神の強さと、心の温かささえあれば、どのような障害であろうと乗り越えていける。」

「サムシング・ブルー」