■税

 家人は今日も昼出勤であった。そのため、午前中はセカンドオフィスへ向かう。途中、ヤマブキが咲いていた。

f:id:zen_chi:20210408182822j:plain

 曜日によるバラツキなのか、今日の店内は空いていた。まもなく、常連さんが入店される。今日は、歯の話で盛り上がった。

 帰宅後、昼食である。蕎麦を伸ばし、切って、茹でて、ヤマトイモで食べるのは同じである。今日は、ニンジンとトウモロコシとヤマトイモかき揚げを作る。ニンジンは何本か腐っていた。かき揚げは上手くまとまってくれた。あまりにも美味しそうなので、蕎麦よりも先にそばつゆに付けて、口にした。満足である。蕎麦は、今回も成功であった。切る時にリズミカルに切っていたら、何本かくっついてしまっていた。やはり、一切り一切り集中しながら行わなければいけないと理解する。味は、もう、申し分なしである。今日で、ヤマトイモが無くなったので明日からはまた検討しなければならない。

 昼に家人を送ってから、税務署へ向かう。確定申告は終わっており、還付金も受けていたのであるが、ちょっと相談したいことがあった。入ると、行列である。訪問理由を話すと、申込書に記入するように言われ、署員と面談テーブルで相談することが出来た。結果、今回の自分の確定申告では税金の払い過ぎであることが分かった。しかし、このことは自分の無知が原因なので納得しなければならない。ザマナイ。もう一つの相談は、何ともできないという答えであった。まあ、今年度は、しっかり対処しようと考えている。

 夕飯も作る。チャーハンである。味噌汁代わりにインスタントラーメンである。子供がすっきりと食べてくれた。

 歩数は1万歩でコントロールドであった。

■「マル農のひと」(金井真紀著、左右社、2020年)を読む。

「~ふだん聞いているのは、人間の声じゃなくて、植物の声だ。」

「自然に対して傲慢じゃない生き方ができて、それが職業としても成り立つ~」

「私のやり方は、とにかく縛るんです。」

「“よかれと思って”の罠は人生のいたるところに落ちている。」

「2年に一度しか実がならないことを“隔年結果”という。」

「現在は光を当ててその屈折率を測ることで~瞬時に糖度を知ることができる。」

「答えはすべて現場にある。」

「~きっと世のなかには、このようなトンチンカンなルールがたくさん存在する~」

「植物ホルモンは芽や根っこの先端部分でつくられ、~新芽の先端でつくられるのはオーキシン。~根っこの先端でジベレリンがつくられて~」

「~オーキシンの下への移動を加勢するのが、地球の重力だ。」

「根っこが石にぶつかると、エチレンが多く出る。」

「生き物が本来もっている力が、いちばん強い。」

「~どこの世界にもいる物事の本質を見ず、自分の存在感アピールのためだけにモノを言う先輩。」

「リンゴを切ったら酸化して茶色くなるが、それも肥料をあげているせいなのだという。」

「学問の世界で信じられていることって案外、不確かなんだ~」

「先入観をもたず現場で観察していけば、人間は植物をもっと理解できるだろう。」

「農薬を使って育てている野菜を食べると、気持ちが悪くなる。」

「~窒素の比率が高すぎると、草に取り込まれたそれは有害物質になってしまうのだ。」

「この世には、なにもない」

「最後まで観察者で終わるのかい?」