天神山

■天神山

 昨日とはうって変わり、いい天気のようである。初夏のようであるが、風は冷ややかであった。今日は街歩きの日にしようと決めていた。まずは、セカンドオフィスへ向かう。途中、母親に手を引かれて通学する新一年生らしい生徒を何組か見かける。

 風がいいねえ。歩いていると、いろいろな雑念が湧いて来る。まったく、修行が足りない。

 昨日のことで思い出したことがあった。

 グランドプラザで小学生らしい子供たちがダンスを披露するイベントをやっていた。本番前のリハーサルだと思うが、指導者らしい人が生徒の方を向いて、あれこれ指示していた。ローヒールを履いている。しばらく見ていたら、その先生が檀上からお落ちた。まあ、高さは1mほどであろうが、打ちどころが悪ければ大けがになる。その先生は、直ぐに手を挙げて、大丈夫ですといいながら壇上に上がり、続きをやっていた。

 セカンドオフィスでは常連さんが入店され、上高地の話などで盛り上がった。

 その後、散歩というか街歩きである。取りあえずライトレールの路線に沿って北へ向かう。そうして、帰りはライトレールで最寄りの駅まで戻る。やっと南北接合は便利であることを認識できた。お出かけ定期で100円であった。

 帰宅後、蕎麦にする。ニンジンのかき揚げにザルソバであるが、薬味をダイコンおろしと長芋を合わせた。蕎麦は文句なく旨いが、汁は今一つであった。やはり、一種類ごとに食べた方が旨い。

 この後は、マストの昼寝である。いつもなら、この後で一日が終わるのであるが、子どもからの連絡で充電中のスマホを確認すると、なんと1時間も前に知人のTさんから連絡が入っているではないか。昼寝中で気が付かなかった。慌てて返事をすると、「ハナモモ」を見に行こうということであった。直ぐに迎えに来ていただいて、天神山へ向かう。

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 入園料は300円である。入園料を払いたくない10名近い人が料金所の前にたむろしている。最初は入るつもりであった。しかし、花の状態でやめることにした。

 自分は以前恵那山に登頂した帰りにハナモモを鑑賞していた。頭の中にはその景色が残っている。少し時期が遅かったようだ。

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 案内板のところに、手書きで「のらカフェ」という案内を見つけた。なんでも景色がいいようだ。この辺から見える山は僧ヶ岳だろうか。かなり、マニヤックな道を通ってカフェに到着する。

 ご夫婦が営業されており、テイクアウトのみであった。しかし、前庭が素晴らしくテーブルも設えてあり、座って待っていると持ってきていただいた。

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 ここはいいねえ。いつまでも居たかった。自然のいい風を受けながら、山々を眺め、ふと手入れされている草花がアクセントになる。店は、コンテナを改良したもので、横に自宅があるが、煙突が付いていた。もうこれだけで満点である。

 帰りに少し時間があるので、タケノコを確認しに行こうと車を飛ばす。

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 いくつ掘る?1桁にしておきましょう。重い!という声を掛けながら直ぐに戻る。ワラビも少し採取した。

 歩数は19,000歩とやや多かった。

■「私の道草」(小松原英司・小松 章編、ぎょうせい、2019年)を読む。

「~一度きりの自分の“生”を自分の意志と能力と努力で納得のいくまで“活きる”姿に感動を覚える。」

「人々が各人の最終目標に向かって日常を生きているとすれば~やがて“人並みの幸せな老後”を迎えることができる~」

「~人間の生存は時間制約との闘いである。」

「~無教養な効率主義~」

「~自分で選んだ楽しい生き方ならともかく、苦痛でこそあれ少しも楽しくないのであれば、それはどこかおかしいのではないか。」

「道草は、いつも僕にいろいろな贈り物をくれる。」

「お金なんてどうにでもなる。やりたいことは先延ばししちゃダメだよ」

「地図を持たずに進むと思わぬ発見があるように、目的を持たず外へ出ると未知の世界が広がりを見せる。」

「私の一番の趣味は読書だったが、病気で集中力が続かないため本もまともに読めない。」

「どちらの道に行こうか迷った時には、自分が楽だと思う方を選びなさい」

「休んだり、回り道をしたりすることも大切なのだ。」

「病気は私に苦しみを与えた一方で、人生の大切なことを教えてくれた。うつ病は気づいたらいつのまにか消えていた。」

「何が正解かは分からない。」

「急変した家庭の経済状況は、進学を許さなかった。」

「やるだけやる。ダメだったら、死ぬ。」

「我慢、辛抱、忍耐」

「人生は思うとおりには進まないものですが、忍耐と努力があれば必ず運勢はめぐってくるものだと感じました。」

「~通勤のストレスから高血圧や不整脈までが復活してしまった。」

「~自分でサイコロを振り、時に運命の神が振ったサイコロの目に従って、歩みを進めるのが、人生の双六のルールなのだ。」