無題

■無題

 今日は決めている予定はない。キョウヨウもキョウイクもない平和な日になりそうだ。朝、家人を送った後にセカンドオフィスへ向かう。しかし、あまり集中できない。

 しばらくたってから、カウンターで大きな声がする。店員さんと知り合いかと思ったが、会話の内容から違うようだ。見ると、自分と同じくらいの年齢の赤いシャツを着た高齢者がスタッフに大声で話しかけている。この年でこういう分別なら、あかんねえ。

 ♪うっせい、うっせい、うっせいわ~

 予定より1時間も早く店を出て帰宅する。天気がいいので、クラフトの材料を整理する。こんな時に少しづつやらないと嫌になってしまう。

 森林インストラクター協会から500円の書籍を購入した。振込をしようとしたら、キャッシュカードがないとATMは使えないという。そうして、通帳では届印がないとダメらしい。現金でと告げたら、手数料は550円と返って来た。

 昼頃帰宅する。裏庭に行くと、シャガが沢山咲いている。

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 昼は打ってある蕎麦の最期の塊を伸ばして切る。やはり、4日目は乾燥して割れが出て来た。まあ、賄いとしては全く問題はない。いつもは、これにニンジンの天ぷらを添えるのであるが、しばらくはタケノコに偏りそうである。ワラビも揚げて見た。

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 この皿で3食分はある。揚げたてをつまみ食いしたが、まだ減らないねえ。

 蕎麦は打ってある分が無くなったので、引き続き次のロットを打つのであるが、なんかラーメンも食べたくなったので、明日はラーメンにしようと考え蕎麦は打たなかった。蕎麦は、最後のすりおろし長芋を添えたのでばっちりであった。薬味も検討しなければならない。汁に入れるなら、ダイコン、長芋、レンコンぐらいか。新しいおろし金も百均で買って来たい。

 シンクに和包丁と出刃包丁が置いてある。これは、砥げというまじないであろうか。砥石に水を含ませ簡単に研ぐ。このところ、砥ぐ頻度が高くなっているので、毎回は軽くでいいようだ。

 夕方家人を待っていると、ひばりの鳴き声が聞こえた。初かも。

■「旅の断片」(若葉晃子著、中央出版、2019年)を読む。

「人間は浜辺で小石を拾っては、これだと言っているにすぎない。」

「自分がしている仕事だの研究だのは、他人のためではなく、~すべて自分の満足~」

「人知れぬ山奥で、人知れず美しい花を枝いっぱいに咲かせて、人知れず散っていく木」

「~会社から命じられた本を作り、そしてそれが大量の返品となって返ってくるのを見るにつけ、次第に私は嫌悪感に襲われるようになった。」

「最終的にゴミを作るために私は生きているのだろうか?」

「しかし自分で作ってしまった高い敷居を思い切って超えてみると、その先には今まで知らなかった、すばらしき世界が洋々と展開しているのだ。」

「ゴバンノアシ~碁盤の脚のような形の実をつける~」

「オリーブの小枝はすなわち希望の印なのだ。」

「フランスの朝食はクロワッサンとコーヒー、という固定観念があって~」

「すぐそばにこんな豊かな自然があって、そのすべてを享受できる立場にいたら、そこから出ていく必要などないと思う。」

「小さな切手は国の意思を伝える道具でもある。」

「太陽に意志なんかないでしょう。美しいものには意図や意志なんかない」

「街を知るには歩くのがいちばんだ。」

「近づきすぎて本質が見えなくなること~」

「~樹上に咲く珍しい野生のラン~」

「自分の掌中の玉は自分で磨き、自分で大切にしなければならない。」

「待っている人が必ずいますから」