■雨
朝から雨脚が強い。歩いて行くつもりであったが、休みの家人に車で送ってもらう。
セカンドオフィスでは、少し迷ってアイスコーヒーにした。
まもなく常連さんが入店される。しばらくは、お互い言葉は交わさなかった。しかし、何かのきっかけで話は盛り上がりを見せる。話題は、調理師、あんま、東洋医学、漢方とだんだんと広がっていった。
バスで帰宅後、昼食であるが蕎麦が無い。仕方がないので、冷凍野菜をたっぷりと入れたインスタントラーメンにした。これも手が掛からなくていいね。今日にも蕎麦を打たなければと思っている。
乾燥させてあるゼンマイを揉む。この程度でいいのかどうか分からない。まあ、何かの料理に使ってもらえればうれしいね。
二度借りて来た本は内容が面白いので読み切ることにした。今日は5、000歩であった。
■「最後の講義」(福岡伸一著、主婦の友社、2020年)を読む。
「“生命って何だろう?”~哲学の問いでもあり、芸術の問いでもあります。」
「生命は機械ではない。生命は流れだ」
「オートファジー~作ることよりも壊すことが大切だということ~」
「~大きく変わってしまわないために、常に小さく変わり続けている~」
「エントロピー増大の法則~宇宙のシンプルな大原則で、秩序のあるものは秩序のない方向にしか動かないという法則です。」
「生命だけがエントロピー増大の法則に逆らって生きながらえている~自分自身をゆるゆるやわやわに作っておき、それを常に分解して、捨てて、作り替えるという戦略をとった~」
「生命には部品がない。生命には部分がない。」
「肉骨粉~草食動物である牛を人工的に肉食動物に変えていた~」
「物理学の自然というものは自然をたわめた不自然の作りものだ。」
「自然や生命の本質、動的平衡の本質は、滑らかな時間として連続している~」
「研究の99パーセントは失望から成り立っています。」
「~残った酸化物や老廃物が長い時間をかけて少しずつ蓄積していくというのが老化です。」
「記憶というのは物質ではなく、ある種の“状態”であることがわかってきました。」
「~大半のゴキブリは熱帯雨林にいます。」
「~地球上で最も繁栄している生物~トウモロコシです。」
「~生物学者から見たらシンギュラリティは絶対にきません。AIが人間の知性を超えることも絶対にありえません。」
「~動的平衡の生命観は“もうからない思想”だからです。」
「進化は必ずしも改良されるわけではなく、変わることと受け止めた方がいい~」
「“生命とは何か?”と問われたら、“動的平衡にある流れ”と私は答えます。」
「ロゴス~言葉や論理、理性を意味するギリシャ語」
「ビュシス~自然を意味するギリシャ語」
「全体として生命の成り立ちを考える」