雨天退却

■雨天退却

 今年のGWはどこもいかないのかと自問自答する。今年は遭難が相次いでいると報じて居る。槍ヶ岳の遭難死、谷川岳至仏山、医王山と確かに多いように報じて居る。おそらく、自分よりスキルも体力もある方々だろうと考えている。この時期の3000m級は、冬山と同じである。誰だったか忘れたが、積雪期に槍ヶ岳に何度も登った方に言わせると、それはそれは素晴らしいという。今の、自分の実力では夏山でも無理だろう。それにしても、どこで滑落したのだろうか。報道では登山道としか言っていない。自分は夏山しか知らないが、それでも滑落しやすい場所は無数に存在する。雪山なのでそれほどではないにしろ、一度落ちたら下まで停まることはできないだろう。

 直ぐ近くに山小屋があるのにと悲しい気持ちでいっぱいである。

 今日の天気は雨であった。しかし、午前中の数時間は曇りであったので、この間だけでも登ろうと、くさのさんとやり取りしていた。待ち合わせ場所へ行くまでも雨で風がひどい。雨は、我慢の範囲である。

 さて、どこへ行くかという話になり、2座縦走はどうだろうかという話になったり、アクセスがいい所がいいとなったりとあちこち飛んだが、笹津山~大乗悟山縦走計画が出来上がった。

 登山口では小雨程度であった。しかし、風がひどい。ゴウゴウと凄まじい音を出している。一人では怖いくらいである。

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 笹津山に登頂し、大乗悟山へ向かう。

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 ユキグニミツバツツジが綺麗であった。花は、タチツボスミレ、ヤマブキなどが咲いていた。大きな樹木に花が咲いていたが、自分の視力では見にくかった。

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 ところが、半分ほど登ったところで、雨脚がひどくなり退却を決めた。車に乗ったとたん大降りになったので、退却の判断は正しかったと満足である。

 時間はまだ早かったが、ファミレスでランチと打ち合わせをして別れた。

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■「極上の人生」(辰濃和男著、海竜社、2017年)を読む。(その2)

「その繰り返しが読書力をつけるための王道なのだ。」

「新幹線が東京から京都までたった三時間などというのは不届きだという気がする。」

「過密感はストレスを生む。」

「過密感=人口×速度~」

「ゆとりはカネさえ積めば買える、というものではない。」

「ぼんやりに似合う色はやはり緑だと思う。」

「人生をゆたかにする“ぼんやり系”~」

「山の緑、山の土、山の光、沢の流れに満ちている自然界の命が~」

「~石ころをじっと、ながめているだけで、何日も何月も暮らせます。」

「ゆっくり歩いても一日、急いで歩いても一日~」

「~ぶらぶら歩きをし、夜は山野に野宿をする日々を送っていた。」

「目標をもたずに歩け」

「~人のいうセロトニンが活発になるのには、朝の光とリズム運動が大切~」

「出世をするなどということは面倒なことで、自分はただぼやーっとして気ままに暮らしている。」

「~年中あくせくと働く者を冷笑し~」

「静謐というのは、音がいっさいない、という状態のことをいうのではありません。」

「なぜわれわれはこうもせわしなく、人生をむだにしながら生きなくてはならないのであろうか」

「~一日に少なくとも四時間~散策するようにしていないと、自分の健康や生気を保つことができない~」

アイヌは、腕にとまった蚊を叩かない。」