冷やし中華

冷やし中華

 昨日は風がひどく、今日は雨である。朝、6時に起床し7時に出かける予定であったが、雨脚が強く諦めることにした。家人が休みなので、アーケードまで送ってもらう。

 なんか、久しぶりのセカンドオフィスである。常連さんが2名来店され、喫茶店の話で盛り上がる。常連さんの一人は、午後から別の喫茶店に行くという。その場所を聞いたら知っている店であった。なるほど、隠れ家のように過ごすにはいい場所である。

 自分のいつもの席は空いていなかったので反対側の隅に座る。すると、自分のいつもの席に座っていた方が、立ち上がったので移動の準備をしたが、新聞を取りに立たれたのであった。しかし、新聞を手に取って別のテーブルに置いて、そのまま週刊誌を読み始めた。持ち主のいない新聞が置いてあるテーブル席が放置された。自分と同じくらいの年齢であるので、認知症ではなかろうか。

 帰りは雨脚は弱くなっていたが、図書館の本が入っているのでバスにする。これまで、バス代金を安くしようと、一つ前の停留所で降りていた、しかしおでかけ定期券があるので、最短の停留所で降りた。

 昼は決めていた。昨日打ったラーメンで冷やし中華を作ることにしていた。「冷やし中華始めました」という張り紙でもしたい気持ちである。タレは手作りのゴマダレである。

 最初は刀削麺にするつもりでいたが、ピーラーでは柔らかすぎて出来なかったので、麺棒で伸ばして切った。ラーメンの黄色はカンスイの影響だと新しく知ったので、カンスイを売っている店を探さなければならない。今回は、重曹を入れている。

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 想像以上に旨い!これで30円ほどか。昔は、ワンコインランチといえば500円を差していた。退職して自分で作る様になって、ワンコインは100円になった。そうして、高齢者になった時点でワンコインは50円になった。

 このランチははっきり言って難しい。菓子パンでも100円する時代である。自分のランチのモットーは、旨いこと、栄養バランスがいいこと、感動があることである。

 今日の冷やし中華はこの点、満点である。ぜんまいも柔らかくなっていた。

 この条件を満たすには、2,500円ほどのランチを外食すれば得られるだろうが、これをワンコインで達成することに意味があると思っている。そうして、ここで発見があった。旨さや感動と値段は反比例するのではないかという事である。もちろん、千円程度のランチに比べてである。これを「ぜんちのランチ法則」と名付けよう。

 食後は、マストの昼寝である。ちょうど、12時半からの番組が始まるところであった。今日は、プレイバック1960年代の特集であったが、あまり知っている曲はなかったね。

■「男の業の物語」(石原慎太郎著、幻冬舎、2020年)を読む。

「~骨折には酒は禁物だそうな。」

「~情熱を抱かぬ人生なんぞその名に値もしない。」

「~無趣味の無教養の馬鹿金持ち~」

「仕事を通じての他者との関わりは自我の摩耗を強いられる。」

「優れた男というものは皆優れた死に際を見せてくれるものだ。」

「~身近な相手の死の報せは対比として己の生を改めて覚地させてくれる。」

「~敗残して放浪する兵隊たちは衰えはてた仲間を殺し、猿の肉と偽って分け合い食べたそうな。」