菖蒲園

■菖蒲園

 今日も昨日と同じ送り迎えの一日の予定であった。朝風呂を浴びた後朝食を摂り、マストの散歩をこなす。毎日同じルートでは変り映えしないだろうと考えていたが、実は見ているようで見ていないことが分かるので、これはこれで楽しいね。

 ムクゲの花が咲き出した。

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 家族を送って帰ってきたら、家人より買い物指令が届いた。ここで慌てて出かけることはしないで、この後の用事を整理して見る。薬局で無料の水をもらう。銀行での引き出し。ガソリン給油。そこで、一番効率なルートを描いて買い物に出かける。

 薬局の水の主な使用は氷である。だいぶ前から冷蔵庫の自動製氷機が壊れており、しばらくは、市販の氷を買っていたが、冷凍庫を占める容積が多いので、綺麗な水を求めていた。この水で氷を作ると透明になる。

 さて、用事が済んだら昼食である。気分的に味噌カレー牛乳ラーメンにした。昨日打った麺はいい具合に伸びてくれた。実は初回はカレーを入れすぎて失敗したのである。

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 肉は、脂身のない部分をソテーして豆板醤と和える。ワラビの昆布締めも付けた。問題は味である。前回より格段とましになっているが、人様にお出しするレベルではない。まあ、まかないなので充分満足である。

 作っている時にスマホを見たら、なんと1時間も前に知人のTさんからランチのお誘いが届いていた。自分は作ってしまったので、散策だけお付き合いすることになった。

 今の時期、菖蒲という話であったが、目当ての公園は20日で祭りが終わったところである。しかし、まだ咲いているだろうし、静かでいいということで向かった。

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 帰路、久しぶりにねいの里に寄って見た。

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 今日はあまり暑くはなく、風も吹いてくれて、森の中は空気が違った。毎週でもこういう環境で過ごせば豊かな生活に近づくのではなどと思った。

■「木の知識」(林 知行著、学芸出版社、2021年)を読む。(その1)

「~インターネット上に氾濫する間違い知識の多さには目を覆わんばかり~」

「~切り株を見ても方角はわかりません。」

「~東や南側に枝が多いということはありません。」

「~土地の傾斜に直角に芽が出て成長するという法則性はありません。」

「~辺材と心材(赤身)があるからくるうという説明も間違いです。」

「~生きているのは細胞分裂を起こす形成層と辺材の柔細胞だけです。」

「上手に伐って上手に使うなら、木を伐って使っても良い。むしろ、わが国のような森林をもつ国では、積極的に木を伐って使わなければならない。」

「冬目~日本のような気候では冬には肥大成長は起こりません。」

「形成層の細胞分裂によってできた樹幹の細胞は半年も経たないうちに核や仁といった原形質が消え、細胞壁に“リグニン”という化学物質が沈積して、生命活動を停止します。~これを“木化(もくか)”現象といいます。」

「柔細胞が死ぬときには、細胞の中に蓄えてあったでんぷんや糖などをフェノール性物質などの化学成分に変えます。この現象を心材化といいます。」

「心材は辺材よりも強い~腐朽に対して強い~単純に“心材のほうが強度が高い”ということにはならない。」

「樹液の流れる速度~1時間に20cm程度~」

「~師部液は~広く拡散しながら移動します。」

「スギなら丸太の中心から10数cmくらいまで、~未成熟材といわれています。」

「明るいところに枝と葉が配置され、光合成の効率の悪い葉や枝は切り捨てられる」

「~極めて多くの樹種があるにもかかわらず、木材の細胞壁の比重はおしなべておよそ1.5です。」