観察

■観察

 今日も送り迎えの一日になる。家人を送った後、子供から連絡があるまで、セカンドオフィスへ向かう。平日は空いていていい。電源席が空いていたので、ディープ・パープルなどの往年のロック音楽を聞きながら過ごす。

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 昼に子供を送ってから昼食である。何も決めてなかったが、今日は暑いので冷麺だろうと考えていた。冷麺のレパートリーは2つしかない。ザルラーメンとゴマダレ冷やし中華である。今日は試しに、つけ麺に挑戦しようと考えた。

 もりそばとザルソバに違いについて、正確なことは知らないが、海苔が乗っているのがザルソバだと考えている。そこで、ザルラーメンとつけ麺の違いは何だろうか。自分では、チャーシューや魚粉が入っているのがつけ麺だと考えており、それに倣う。

 麺はなかなか伸びないので、巻き付けて伸ばしたら案外うまくいった。

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 これは、麺を茹でるだけでいい。

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 旨いとか不味いとかのレベルではなく。食べられるかどうかが大事で、十分ありである。魚粉は少なめにしたらちょうどよかった。

 家人を迎えに行く前に公園を歩く。カッコウの声が大きい。これからは、望遠カメラを積んでこなければならないなあ。モズも肉眼で見える位置にいた。なかなか綺麗である。野鳥観察は再開か。

 歩いていると、スダジイがドングリを付け始めているのが見えたので、これは定点観察していこうと考えた。

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 来るたびに、どんな風になるか楽しみである。

■「言葉はどこからやってくるのか」(蓮實重彦著、青土社、2020年)を読む。

「あらゆる年齢にはそれにふさわしい果実がみのるものだ~」

「~運動神経のない人に文章が書けるとはどうしても思えないのです。」

「歴史とは、自分の母親がかつて生きていて、いまは死んだということだ。」

「原則として、どんな本だろうが世界のどこかの図書館へ行けば必ずあるんだから、所有するには及ばない。」

「だいたい名人はコツはないと言うんです」

「忘れても浮上してくるというものは、自分でコントロールしきれてないものですよね。」

「つまり職業的な自覚がない奴は書くな~」

「~いろいろなカードをこっちに置いたり、あっちに置いたりしていくうちに筋が見えてくるということです。」

「研究に批判的な視点がなければ、人は読みません。」

「個人の感動なんてたかが知れている。」

「“新しい好奇心”というのは、問題とは思われないところに問題を見いだす能力です。」

「~絶えずテレビに出てない人が金持ちだというのが信じられないんです。」

「唯一の贅沢といえば二杯のコーヒーを飲んだことです。」

「~Sustainabilityという単語とそれが意味している概念とが、異なる文化圏によって大きな格差をかたちづくっていることにあります。」

「~とりわけ原子力発電所の事故をめぐる議論の最大の問題点は、多くの人がそれを科学技術の問題だと勘違いしたことにあります。」

「科学というものは、何が正しいかという真理を検証するまで続きます。」

「十八歳で自分の選んだ学部を信じきって、それにしがみつくようなやつは大学に来るな」

「文明が進化しているかどうかはともかく、ある一人の人間が、この瞬間に自分は間違いなく変化したという神話を持てないと生きてはいけない。」