■自主研修会
今日は午後から吉峰で自主研修会が行われる。最寄りの駅は岩峅寺であるが、お出かけ定期の範囲を超えるので、一駅前の大山寺で降りて歩くつもりであった。まずは、朝駅まで歩かなければならない。ところが、雨がひどくたちまちズボンの裾が濡れてしまった。ということは、靴の中も濡れているという事になる。
そこで、予定を変更してセカンドオフィスに避難する。市電と電車で向かうことにした。ところが、セカンドオフィスからでたら雨は上がってくれた。
下車した大山寺駅である。
ここから50分ほど歩く。
途中に栗が実をつけ始めていた。
会場には1時間前に到着したので、汗を乾かす意味もあり、そよ風を受けて板の間になごなる。その気持ちのいいこと、いいこと。汗も乾いたところで、メンバーが集合し、めいめい自主研修を行う。この主旨は、自分で作らなければ指導などできないという理念に基づいている。
帰りも電車の予定であったが、自宅に材料を運んで欲しいということになり、同乗させていただいた。
■「暗い林を抜けて」(黒川 創著、新潮社、2020年)を読む。
「~自分に起きていることは理解できないまま、死んでいく。」
「失語症~ものの名前がわからなくなる“健忘失語”。流暢な発音ができなくなる“ブローカ失語”。聞いた言葉が理解できない“ウエルニッケ失語”。」
「がん~あなたはさいわい肥満がないので、その点では障害が少ないと言える。」
「屍蠟」
「自分の手はきれいだ。なんて言う人はね、いつだって、あやしいものですよ。」
「~給料で買われた奴隷だな~」
「ありとあらゆる電子的な通信が、国家機関の国際的監視網によって収集されて、いつでも解毒可能な状態におかれている。」
「PTSD~ポスト・トラウマティック・ストレス・ディスオーダー。」
「秘密をたもつには、嘘をつく。」
「ジャーナリズムは、みずから権力性を絶えず自戒せねばならないと~」
「この仕事は、自分には忙しすぎる。」
「これからの時代に“食の安全”はキーワードになっていくと思う。」
「~日本で火山がないところって、ほとんどないんだよ。」
「――余命?だったら、おまえは、日々の記録をきちんとつけておかないといけないな。」
「おれはよ、この日本の社会というのが、大嫌いなんだ」
「暴力と不公正がまかり通る世界が、この環境の外側にはあるようだ。」
「死は、抽象的な真実だった。いまは、痛みや醜態も伴い、生の具体的な道程の一つと、これは見えてくる。」