付録

■付録

 今日は仕事である。いつものように、セカンドオフィスの開店時刻に間に合うように家を出る。2分前で4番目で後ろに二人付いた。自動ドアが開くと同時に場所取りをして、6番目に付く。

 常連さんが一人来店され白山のことで盛り上がった。

 9時55分に店を出る。10時から開店する本屋さんに行って雑誌を買う予定であった。この雑誌は870円するが、狙いは付録である。

 幼い頃、キャラメルとかチョコレートとかふりかけとかにおまけがついていて、それ目当てに買ったものだ。また、雑誌の付録も本体よりも主張しているのもあり、それ目当てに雑誌を買ったものだ。今回も、付録のカード1枚が目当てである。

 書店員さんに場所を教えもらい入手した。

 それから、職場へ向かう。途中でランチである。この間作ったグミジャムはやっと無くなった。第二段はどうするかなどと考えているとランチが到着した。

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 実は、今年は今日で最後である。また、来年呼ばれれば来ますと出て来た。お世話になったもんだ。

 作業内容は、治具の清掃である。エアーで吹くと埃が舞い上がって全身に付着する。これを1時間やり終わったので、タイムカードを押して帰ろうとしたが、寸でのところで止められた。掃除でもやってラインの作業が終わるまで過ごしてほしいという。二人で掃除をやるが、そんなもん1時間もかからない。ライン投入はまだ終わらない。

 あちこち、ぶらぶらして廃棄品の処分などをして時間を稼いだ。

 この職場は15日締めである。そのため、沢山の方が辞められる。人事部は混んでいた。やっと名前を覚えた方から、お別れの言葉をたくさんいただいた。皆感傷気味でなかなか帰らない。自分はというと、最後まで勤め上げるつもりなので、最終日も来ると言ってある。

 配置表に最終日の作業が張り付けてある。なんと、投入ラインになっている。通称、筋トレラインである。今年は1回しかやっていない。これで、2回目になる。最終日の給料は、11月末に取りに来なければならない。まあ、散策のついでに寄ろうと考えている。昨年もそうしたと記憶している。

 予定よりも遅い時刻に終わったので、小腹が空いた。バスに乗ったが、女子高校生ばかりの便であった。老人優待席の前に立ったが、一向に席を譲ろうとする気配が感じられない。自分は、譲られると遠慮はしないで座る。だって、高齢者なんだもの。

 駅中に、付録のカードが使える店があるので、使ったが店の店員は知らなかった。そこで、870円出して買った雑誌をプレゼントした。付録だけが重要なのであった。