■位山(くらいやま)
今日は岐阜県の位山へ行こうと決まったのが、前日であった。標高1528.9mの二百名山である。今の時期、足で苦労する。登山靴がいいか長靴がいいか、それとも。
自分は、昨日、同行していただけるくさのさんがトレーニングで早月尾根を登っていることを知っており、登山道の様子を確認したところ、この写真が送られて来た。
早月尾根は1200mから積雪になり、1700m付近では、10cmほど積もっているという情報を得た。
早月尾根の様子である。
そのため、位山は長靴で登ることにした。
天気予報は晴れで降水確率0%になっていたが、どうも全面曇りである。それに加えて登山口に近づくにつれて霧が出てだんだん濃くなる。これは、一雨来るかなと考えながら登山口に着いた。
登山口はいくつかあるが、道の駅から登る方が多そうだ。しかし、自分たちは林道を4km車で走り、直近の巨石登山道から登ることにした。理由は、奇石の天の岩戸を見たいがためであった。
登山口に着いたら晴天であった。この雲海が示すように、この下を走ってきたようだ。
林道を走っているときは、こんな道誰が通るのかと思いながらであった。舗装道路と未舗装道路が混在する。しかし、登山口では満車状態で辛うじて端に停めることが出来た。
ここからスタートである。
登山口の標識もあった。
標高差200mほどで、距離にして1.5kmなので汗もかかないと考えて歩く。
地図によると、最初500mが急登になっていた。こんな道である。
前日の雨でぬかるんでいるところもあり、樹の根っこでは滑るし歩きにくかった。
少し急な場所も出て来たが、普通のレベルであろう。
長靴で登る。
あと、1kmであるが、この標識からは水平道に近いなだらかな道が続く。
陽射しもありいい雰囲気である。ハイキングである。
自分も軽快に歩けている。
しばらく行くと、前方に動く物体を発見した。カモシカのようである。
約3mの距離で遭遇したのは初めてではなかろうか。
いろいろな名前が付いた岩があったがこれがお目当てであった。
ここで給水する。
あと500mである。
頂上エリアに到着した。さて、どっち周りで行こうかとしばし悩む。
反時計周りで行くことにした、水平道である。気持ちがいいねえ。
天気は最高である。
展望台に到着した。たくさんの人が休んでおられた。
そのまま水平道を進むと頂上に到着した。
反時計回りに回ると、急に下がる道になっている。ということは、再び登ることになる。水場に向かう。
山に入っては、山の水を飲むべしと聞いたことがある。旨い水であった。
さっきの分岐点に向かう。くさのさんは、終始出過ぎた枝を切り登山道を整備されている。
ここは、乗鞍岳展望台となっている。
しばらく行くと、御嶽山展望台もある。
下山である。
登山口にあるモニュメントである。
駐車場は凄いことになっている。
登り始めるときには雲海で覆われていたが、もう雲は消えて眺望が得られた。
下山後は温泉である。あらかじめ決めてない。走っていて、日帰り温泉の看板があれば入ることにしている。ちょうど、片側交互通行の場所にあったので入る。
温泉は、いい湯であった。いつもよりゆっくり入ったようだ。
温泉後は昼食である。二人で何を食べようかと話し合っていた。飛騨といえば・・・
高山ラーメンかな、としばらくしてどちらからともなく、飛騨と言ったらステーキではないかとなり、ステーキを注文する。
肉は、中心部分がレアでいわゆるミディアムレアで、筋もなく、脂身もなく、柔らかく美味しい肉であった。
コーヒーも付いている。たまには贅沢もいいだろう。
満足し、気持ちが良く豊かな気持ちのまま、帰路に着いた。いい登山であった。