天林の森

■天林の森

 今日は朝からフォレストリーダーの業務である。あまり気乗りはしていなかった。

 1時間前集合なので、家人に送ってもらう。場所は、吉峰山と尖山の間にある。

 久しぶりに行くので行き過ぎたかと思ったが、無事到着した。駐車場からは見えず歩いて数分のところにある。

 門である。

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 拠点の外観を撮っておこう。

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 メンバーは、ガールスカウトがメインで地元の方も少し参加される。主催は天林の会である。フォレストリーダーはお手伝いという形であった。

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 事前の打合せで、自分の持ち場は花炭作りであった。しかし、全て最初からの準備でくたくたである。特に、U字菅というのかコンクリートの物体はびくとも動かない。これをドラム缶を転がすように作業場所まで移動させる。

 次いで、火付けである。この天林の会は、自前で炭も焼いている。まさに、里山の達人たちの集まりである。

 最初は森林見学があり、誰が解説をするかで打合せがあり、自分は拒否した。

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 来訪者たちは説明を受けて出発である。

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 森林の散策の途中で拾った花炭用の材料を手にもって戻って来た。そして、空き缶に入れて火にくべる。

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 しかし、遅い。自分は過去2回ほど経験があるが、燃え盛る炎のなかでやらないとダメである。しかし、指導者は、炭が一番いいと言い張っている。30分もして中を確認したら、変化なしであった。まあ、数時間かけて完成させるのであれば炭でやればいいのだろうが、1時間ほどで仕上げなければならなないので、自分の独断で直火に置いた。

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 これが功を奏して何とか出来上がった。しかし、これにもケチを付けられる。直火の場合は、缶底の部分が過度に焼けるのでいいのにならないと言い張っておられる。

 こんなもん100%を目指してはいけない。現に、良く焼けているのも多かった。

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 中には、変な大人の方もおられて、野菜を炭にしようとした。自分は理由を説明してやめた方がいいと言った。しかし、強引にやった結果が、これである。いわゆる焼き野菜になった。ぶどうを炭にしてどうするんだろうねえ。

 また、サルノコシカケを入れた方もいた。こっちもダメだと言ったが、全体に小さくなるだけで形は残っていた。

 木の成分のセルロースが炭になるのでセルロースのないものは出来ないということを主張していたが、誰も聞いていなかったようだ。

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 炭焼きが終わったら、昼食である。参加者は豚汁がふるまわれることになっていた。しかし、これも誰かのお金である。自分は参加費を払っていなかったので、遠く離れたところで、カップラーメンを食した。途中、鍋が余っていますと聞こえて来たが動かなかった。

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 しかし、アユの塩焼きも余っていたようで、持って来られた。そういう場合は、有り難く頂くことにしている。ミカンやカキも回って来た。

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 食後の自由時間の様子である。

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 続いて、クラフト作業である。児童たちは、竹とんぼとストラップ作り、大人たちは、小枝のボールペンとペン立てセットである。自分は児童側に入った。

 竹とんぼには大きく2種類の作り方がある。一つは、削り竹とんぼで自分が先日やった方法である。もう一つは捻じり竹とんぼで中心を捻じって傾斜を付けるのである。竹とんぼの主流は捻じりになっているという。

 真ん中を、ローソクの火で温めて捻じるのである。その他は全て完成形で揃っていたので、この作業と芯を入れるだけであった。

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 芯は、ボンドで付けると聞いていたが、やって見ると出ない。そこで、瞬間接着剤で代用したが、これが手についてえらい目にあった。いまも影響が出ている。

 まあ、飛び方はいろいろあるが、飛んだ。

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 そして、鉛筆ストラップ作りである。鎖を通す穴の開いた小枝を削って鉛筆の先のようにして、色をつける。

 ここでも問題があった。材料を子どもたちに選ばせたものだから、穴の開いてないのをとって削った子供がいて、鎖が入る穴がないという。自分も自前の道具のいろいろ持参しており、ドリルの刃を持って来ていたので、手動で開けた。手は赤くなったけど子供は喜んでいた。

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 お土産ももらい終了である。

 最後に主催者から講評があった。その中で、花炭はもう一回やらなければならないと話された。いわゆる、失敗と見ているのだろう。炭の上への直置きが気に食わなかったようだ。なら、気長にやれば!

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 フォレストにもお土産をいただいた。

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 今回の業務は、最初から嫌な気分でいっぱいであったが、最後の最後で頂点に達した。もうこの会の行事に参加する気は無くなった。

 歩数は、1万4千歩で、最近になく少ない。

 残ギガ数は、0.02Gになった。