高瀬渓谷

■高瀬渓谷

 先日、ひょんなことから道端で五右衛門さんに出会った。この人との出会いはいつもひょんなことが多い。新湊のトイレ、初詣の神社の前、仕事先・・・。

 この時の出会いで、紅葉を見に行くことになった。この記事のサブタイトルは「紅葉を見にいこうよう2021」である。

 行先は、五右衛門さん希望の高瀬渓谷である。ブログで確認すると今日が一番見事だと書かれていたとか。

 7時にピックアップしてもらうことになったので、それまでに朝練と朝食をこなすために、4時に起床し、5時にピックアップ場所に到着する。6時半過ぎに連絡が入り出発である。高速道路で行くつもりであったらしいが、一般道とあまり到着時刻は変わらないので一般道で進む。1時間交代である。

 途中、見事な紅葉が見られ、何人も路上駐車してカメラに納めているので、こっちもつられて撮る。

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 車でのゴールは七倉山荘である。五右衛門さん一服の間に、ちょっと回ってみる。

 ここは、登山拠点ということは知っていたので、テン場を探す。

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 やはりあったが、流石に今の時期張られてはいなかった。

 出発前に五右衛門さんからサンドイッチをいただく。これはありがたかった。

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 ヤマモミジの赤が鮮やかであった。

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 申し訳ないが、何か場違いと思える立派なトイレである。

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 高瀬渓谷のゴールは高瀬ダムである。しかし、タクシー以外は通れないので、タクシー代金を払いたくない人は歩いて行くことになる。片道5.5kmとホームページには書いてあった。

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 下調べもあまりしていないが、直ぐにトンネルである。まあ、向こうが見えるので安心であるが、暗い。暗い理由は書いてあった。省エネということである。こういうトンネルが4本ある。どれくらい暗いかというと、下を向いて目を瞑っても目を明けても同じ状態に見える。中には、途中で曲がっているトンネルもある。この場合は、向こうは見えないので、薄暗い中を歩くことになる。タクシーが頻繁に通るので歩道というか一段上がっている50cmほどの場所を歩くことになるが、ここには反射鏡が付いている場所もある。安心安全を犠牲にして、利益を重視する体質がありありと分かった。

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 トンネルの先にはとスノーシェードもある。この場合は明るいね。目に入るものは全て紅葉である。

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 何度もカメラ(スマホ)を向けて撮影している五右衛門さんである。

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 歩きながら、いちばんいい撮影場所を話し合っていた。その時の会話では、後ろ立山連峰の高い山の雪の白と岩の黒、常緑樹の緑、紅葉の赤や黄と空の青であった。ちょうど、近い場所に来たので撮る。

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 傾斜は緩いが、とにかく長い。紅葉のトンネルの中を落葉を踏みしめながらその踏み音をBGMにして眺める紅葉は格別であった。

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 おお、これはいい景色だ!

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 こんな風景のようだ。五右衛門さんのと完全に一致はしていない。

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 最後のトンネルを抜けると、巨大な滑り台が目に入って来た。最初は何か分からなかった。スキーのジャンプ台の様でもある。しかし、まもなく、ダムの水を流す水路と判明した。

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 ここからも登山口があるようだ。

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 ダムの標識があった。

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 高瀬ダムロックフィルダムである。手取川ダムがそうであったことを思い出していた。

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 ここから、タクシー用に作られた、九十九折の道を歩く。傾斜は少しあるが、車が登れる程度なので問題ない。普通は、歩行者用に直登の階段などがあることが多いが無かった。ロッククライミングで行けば早いが、注意書きがこれでもかというほど立っており、断念した。

 上から見た道の様子と紅葉である。

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 出発した地元は雨予報であったが、こっちは最高の紅葉日和であった。寒いかと一枚余計に持って来たが必要なかった。五右衛門さんも途中で一枚脱いだ。

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 ここでも紅葉を撮っている五右衛門さんである。

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 地震計もあった。

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 やっと一番上に来た。登って来た道を撮る。

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 いい構図である。ここを撮影ポイントにしようと合意する。

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 集合写真である。

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 ここから登山するのであろう。

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 ここからの紅葉もなかなかいい。

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 ベンチに座って景色を堪能している途中で、「ハイ、飴!」と差し出す五右衛門さんであった。自分も横に座って、休憩も兼ねてゆっくり景色を堪能した。

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 一番端に向かうと別の景色が現れた。

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 カラマツの紅葉が主張しているので撮る。

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 帰りは、全て下りである。何もしなくても足が前に進む。

 入口に近いところにも登山口があった。

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 戻ってきたら標高の標識があったので撮る。

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 あまり汗はかいていないが、気温が低いので温泉は楽しみである。

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 先に露天風呂に入る。温度はやや熱めで、ちょうどいい湯加減である。どこかの総湯のように、足を入れるとしびれるようになり入れない温泉でもなく、熱いのを我慢して入っても動くことが出来ない温泉でもなく、ぬるめでも無く。ちょうどいいという以外に適当な表現を知らない。

 目の前には、美しい紅葉が絵のように迫る。おまけに二人だけの貸し切り状態であり、だいぶ長い間入っていた。

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 内湯は、露天風呂より少し温度が高かったが、上がり湯にはちょうどである。

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 温泉が済んだら、昼食である。最初は、小屋でとることにしていたが、美味しいラーメンを食べようと帰路に着く。車の中で、おやきの話になり、予定を大きく変更しておやきやさんに向かう。ここは、野沢菜漬けがお茶受けで盛られていたが、コロナの影響で2年前にやめたとのこと。しかし、味見のおやきはいただけた。4分の1に切ったのが多かったようであるが、今回は半分であった。あつあつをお茶とともにいただいた。

 五右衛門さんは、20個入りを配送と自家用も買われ、1個半を味見していた。

 美味しいという、知人のTさんに紹介していただいた店である。改めて感謝である。

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 やはりラーメンである。これも美味しかったね。

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 帰りも交代で運転し無事帰宅した。歩数は、25,000歩であった。