ニシン

■ニシン

 今日も予定が無いと思っていたが、後から思い出した日であった。朝は、朝食後セカンドオフィスに向かう。このごろ、夜明けは遅いし、日暮れは早いしと着いて行くのが精一杯である。雨上がりの、静かな道程であった。

 セカンドオフィスに到着して、注文したら、いつもの若い女性のスタップさんから声を掛けられた。先日、神通川付近を歩いているのを見かけたという。彼女の自宅はその辺である。自分も近くなのかと聞かれたので、住所を応えると、何しにあんなところを歩いているのかと来たので、暇なので歩いていると応えた。これに嘘はない。若い女性との会話はどれだけぶりだろうか、ワクワク!

 常連さんが来店された。自転車の方がおられたので、歩数カウントの有無を確認したら、自転車ではカウントされないということが分かった。また、もう一人、常連さんの知り合いの方が入店され、カウンターでスマホを開いて立ち往生されている。後ろに待っている人がいなくて良かった。こちらに加われたので聞いたら、財布を忘れて、スマホで支払おうとしたら残高がゼロだったので、金融機関からチャージしようとしていたが、電波が弱くてできなかったという、結局常連さんから300円借りて払った。

 時刻になったので店を出たら、店を出たところで、もう一人の常連さんに会う。最近、朝は来られてないので皆心配していたのである。寒くなったので朝は自宅で済ましてそのまま居ることが多くなったということであった。そうして、今から入店するということであった。まあ、それぞれのリズムがあるのでいいのではないか。

 別れ際、干支のクラフトの注文を受けた。2体である。来週にでも作ろう。

 そのまま帰宅した。問題は今日の昼食である。戻しているニシンは生臭い匂いがしてきたので、3日めであるが使うことにした。焼けばいいだろう。

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 ニシンを一口かじる。旨い!と声が出てしまった。大きさは2倍ほどになっており、唇でもほぐせるほどの柔らかさになっている。味はすごくいい。付け合わせに羽根つきギョウザにしたが、羽が大きいね。

 ニシンについては、今回本枯れ品で戻して使うのを使用したが、賄いとしては不向きである。真空パックのもあるし、半生もあるが、やはり半生でいくことにした。これは、ぶつ切りになっていることと、賞味期限が短く、量も多いが安い。

 そうなると毎日ニシン蕎麦になってしまう。まあ、それでもいかな。

 おかげで乾物の戻し方が分かったのでこれからも応用ができると思う。

 午後から藁を処理しようと出たが、風が強い。こういう日に藁を処理すると飛んで行ってしまうので、止めた。それなら、前回散歩途中で見つけた喫茶店に行くことにした。

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 入って、貸し切りですと言われた。カウンターに座った。音楽が良かったね。一人でゆっくり考え事をしたり本を読んだりするにはいい。コーヒーは、ドリップからカップに直接入れる方法である。

 ゆっくり出来たので帰ろうとしたら、用事を思い出した。店から駅前まで歩く。用事を済まして、歩いて帰宅するが県道で戻ることにした。面白い店があった。

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 なんかの時に入って見たいね。

 結局、歩数は、2万3千歩でまあまあであった。

■「嘘かまことか」(平岩弓枝著、文藝春秋、2021年)を読む。

「世の中にはいつの時代も嘘とまことが混在して中々見分けがつきにくい。」

「人の心は時代とともに大きく変化する。」

「何よりも大切なことは、自分以外のものに対する思いやりと、それを実行する決断力ではないだろうか。」

「やっぱり車は大きくて、頑丈でなければ駄目だ」

「何といっても車は安心安全が第一だ。」

「~本気で免許証の返納を考えているらしい。」

「象は足もかなり速い。」

「人は死ぬまで勉強と努力。生きるということは、新しい価値を生み出すことだ。」

「人生は良いこともあれば悪いこともある。」

「~境界に立つ日本のイチョウの大木から霧のようなものは吹き出している~」

「諦めさえしなければ、必ず道は開ける。」

「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し。いそぐべからず。」

「不自由を常と思えば不足なし。」

「心に望おこらば困窮したる時を思い出すべし」

「堪忍は無事長久の基。」

「いかりは敵と思え。」

「勝事ばかり知りて負くることをしらざれば害その身にいたる。」

「おのれを責めて人をせむるな。」

「及ばざるは過ぎたるよりまされり。」