レギュラー

■レギュラー

 今日も予定がない。いいことである。朝は7時前に家を出てセカンドオフィスまで歩く。一部凍結していたが、大したことではない。岩場では使えない登山靴で充分であった。

 指定席は埋まっており、エアコンの真ん前の席になった。ここは、温かいのであるが、風が当たるので忙しない。

 まもなく、常連さんが1名来店される。今日もいつもより30分ほど早い。きっかけは忘れたが、鯛焼きの話から始まり、大判焼き、ダンゴ、かまぼこと話は多岐に渡った。

 10時半になったので帰路に着く。昼食は、迷っていた。そこで、今日は試作のつもりで取り組むことにした。買い物は無い。

 メニューは、エッグ・アンド・ウインナー スパゲッティである。

 このメニューには思い入れがあった。今から30年以上も前の話である。職場から徒歩5分ほどの距離にあるホテルの1階のレストランで提供されていた。このピリカラのまっ赤なソースは新鮮であった。ウインナーは、いわゆる赤ウインナーであった。そして、上には目玉焼きが乗っていた。今の言葉で言うと、自分はこれにハマった。

 その後、エッグが付かなくなり、ウインナースパゲッティになり、ついにメニューから消えてしまった。

 何年もたってからだと思うが、試しにメニューには無いがウインナースパゲッティができるかどうか聞いたことがあった。その時は、作れますと軽い返事であった。

 今は、行くことがなくなったので、この味を是非思い出しながら作ってみたいと考えた。問題は、ピリカラの赤たれである。

 ウインナーはないので、冷蔵庫に常備しているソーセージにした。たれは自信がなかったので、鳥ガラスープに豆板醤にした。しかし、もっと何かというので、店では売っていないレッドペッパーを隠し味に入れた。

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 まあ、今日は試作である。ニンジンの天ぷらはお菓子のようになった。たれは目分量で合わせて作った。昨晩に作った、炊き込みご飯も付けた。蕎麦もラーメンもスパゲッティも100gで変わらないのに、スパゲッティの場合は物足りなく感じる。

 一番難しいのは目玉焼きである。店のは黄身が見えていたが、自分はどろどろの半熟のような卵が好みなので、見ながら焼く。

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 食べながら記憶をたどるが、近いようにも思うし、辛さが足りないと思ったりしたものの、十分に食べることが出来る。このメニューをレギュラーメニューに決めた。

 レギュラーの条件は、100円程度で収まることである。この間のイカタラコスパゲッティは、美味しいのではあるが、100円を越えてしまうので、レギュラー化はしない。

 昼食後は、昼寝である。灯油の目盛りが下がったのをきっかけに出ることにした。

 車の出番はない。いつもの第二部の店に向かう。雪は激しくなったり、晴れ間が出たりを繰り返している。

 辛い物を食べたので、甘い物が欲しくなる。今日もセットメニューにした。

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 常連さんも揃われて、いつもの昼下がりになった。歩数を確認するとこのまま帰宅すると足りないので、アーケードへ向かい何往復かしてから帰路に着いた。

■「竹の文化誌」(スザンヌ・ルーカス著、原書房、2021年)を読む。

「竹~樹木より35パーセントも多くの酸素を供給する。」

「竹~大半のイネ科植物より高度に進化している~」

「樹木のように、樹高を伸ばすことも、幹を太くすることもない。」

「~群落性の一回結実性~開花を始めると、葉や新芽をつくるために、全エネルギーを種子の産出に注ぎ込んで枯死する。」

「竹~被子植物単子葉植物~」

「イネ科には12の亜科があり~タケ亜科には~木本タケ類と草本タケ類に分れる。」

エジソン~八幡で採取したマダケ製のフィラメントで電球を作ると、2450時間持ちこたえた。」

「中国や日本では、竹はいくつもの象徴的意味を備えており、豊かな生活、艱難辛苦の克服、几帳面、忠実、優しさ、優雅、長寿、謙虚、寛容、平穏、上品、素直、静謐、公正、冬、しなやかに耐え忍ぶ力、汚れからの保護を暗示する。」

「肉は食べなくてもいいが、竹のないところには住めない。」

「~タケノコにはマグネシウムゲルマニウムが含まれており、いずれも抗がん作用やアンチエイジング効果があるとされる。」

「~竹酢~だが皮膚に塗れば、肌を滑らかにする、虫を寄せつけない、かゆみや水虫、足のにおいを抑える、血行をよくする、炎症を鎮める、老廃物の排出を促進するなどの効果があることがわかっている。」

「カマキリがいれば、その生態系はバランスがとれていると考えられる。」

「一般的には開花のサイクルはきわめて長く、15年サイクルの種もあれば、120年サイクルの種もある。」