ライン

■ライン

 今日は出足が遅かった。出たのは7時を過ぎていた。今日は違ったルートにした。どんな植物と出会えるか毎日楽しみである。

 いきなり、テッポウユリである。一輪だけがいいね。

 いつものセカンドオフィスに向かう。当然ながら、指定席は空いてない。どこでもいいので、座る。224円で過ごせるのはいいね。気温は高いようだが、風も適度に吹いており、冷房の中よりも日陰の風の方が気持ちが良かった。日陰を選んで歩く。

 ここから、昔良く登山をご一緒いただいた方に連絡する。すると、ラインが届いて近況連絡があった。現在、少し忙しいようで、また登山したいねと返したが、また迷惑をかけるのではと送ってから後悔である。彼との記録も面白かったのも多く、しばらく、ほのぼのとした時間が流れたね。

 時間になったので、昼食の準備で店を出る。途中で、枇杷を採ってこようと寄り道をしたが、既に無くなっていた。

 近くに、タイサンボクが大きな花を付けていた。

 昼食であるが、今日はスパゲッティの日である。今回も試作である。若い頃に食べたホテルのエッグ&ウインナースパゲッティの味を再現すべく苦労している。前回は、辛味を豆板醤にしたのでとんでもない味になった。今回は、一味唐辛子にした。しかし、小さじ一杯をすり切で入れる予定が、ドバっと入ってしまった。山もり一杯になった。

 ウドの葉も入れて調理する。ここで難しいのは目玉焼きである。上手に出来た方だ。

 今日は、メロンもミニトマトも加えた。スープはいつものである。

 辛かったね。汗がだくだくでたので、エアコンを掛けながら扇風機の前でなご成る。

 しかし、30分もすれば汗は引いてなんか元気になるのが不思議である。

 起き上がって、フォレストの準備作業を行う。胡桃をナタで割るが、なかなかチンとしてくれなく、あわゆく怪我しそうであった。

 洗濯物を取り込んでから、公園に向かう。ネムノキが花を付けだした。

 公園の土手は草が刈りはらわれた。

 この花は直ぐに分かる。ネジバナである。白いのもあるようだ。薄いだけかも。

 あやうく、カラスノエンドウと思って見ていた。しかし、時期的におかしいので調べたところ、コマツナギと出た。

 今日もいろいろな植物に出会えて楽しかったね。

■「本が紡いだ五つの奇跡」(森沢明夫著、講談社、2021年)を読む。

「きっと誰の人生にだって、何もかもが上手くいかない“暗黒の時代”があるものだ~」

「筆一本じゃ生活が成り立たない小説家の、才能なんてあると思う?」

「~奈緒の“奈”っていう字だけど、そもそもは神事に使われる果物の花梨を意味する~」

「~義務を放棄しておいて、権利だけ主張するのは、そろそろ終わりにしませんか?」

「いまの俺にとって本当に必要な才能は~自分と大事な人を幸せにする才能なのだ。」

「俺の年齢は“まだ”と言うべきか“もう”と言うべきか、六十五歳で~」

「~その隠し事が“医者から余命宣告を受けていること”だなんて~」

「~生活のなかでほとんど“間違える”ということがない。」

「~すうっと自然にフェードアウトする感じにしたいな。」

「やっぱり、歳を取ると、見えてくるモノが違ってくるのかもね」

「サラリーマン時代に努力して打ち立てた輝かしい実績の数々が、そのまま丈夫な“心の背骨”になっているに違いない。」

「命とは時間のことであり、誰しもが、少しずつ残された命を削り取られている。」

「たまには“効率”と無関係なことをしてもいいんだよ。」

「人生の“潮目”というやつは、いつだって思いがけないタイミングでやってくるものだ。」

「死にたくーーーねえなぁ・・・・」

「いままでの“ふつう”が、すごく幸せだったから。」

「人の夢って書いて“儚い”なんだってさ・・・・・」

「わたしの人生は、雨宿りをする場所じゃない。」

「人生は一度きりなんだし。なるべく好きなことをたくさんやって、わくわくする気持ちをたくさん味わってーーーー、それでいいんじゃないか?」