事前搬入

■事前搬入

 昨日の門松失敗のダメージを引きずりながら朝を迎える。このような精神的なストレスはなかなか回復しないようだ。年長者から聞いたところ、他でもあるようだ。まあ、ただで得ようという姿勢が問題なのであろう。フォレストリーダーの業務は、金銭的、精神的、肉体的負担を責任者に負ってもらおうという制度である。申し込み書には、費用は県で負担するので無償と書いてある。しかし、これには人件費は含まれていない。まあ、ガソリン代100円負担するから、庭木をタダで剪定してよ、というのと同じである。ボランティアということは認めるが、慈善団体ではないと考えている。

 しかし、中身はもっとひどい、何もせずに成果物だけ寄越せという輩もいるので、恥を知れと思いながら渡している。

 午前中は家人とスーパーで買い物である。どうもこの時期、正月商品で.あふれている。しかし、9時を回ったばかりなのに、駐車場はほぼ満車状態である。

 帰宅後、車に積みっぱなしの、昨日の道具や材料を降ろす。少しやっても疲れを感じるので、休み休み行う。

 そろそろ、昼食である。こういう精神状態の時は刺激のあるのがいいのではと考え、エッグ・アンド・ウインナースパゲッティにした。ウインナーは、シャウエッセンである。美味しく出来た。一味の辛さもこの程度ならいい。

 明日も門松の講師を務めなければならない。誰か代わって欲しいものだ。明日の会場はありがたいことに、事前搬入が可能である。車に積んで持って行く。こうすると明日は楽である。

 その後は、セカンドオフィスへ向かう。値上げしている店がほとんどという中、唯一ここだけは値上げしてないので、つい贔屓にしてしまう。120円で何時間いても文句は言われたことがない。

 昨日の失敗のようなことが起きるということは、それだけにとどまらず、何かのサインである。それが何なのかまだ分からないが、人生が下降気味に進んでいることだけは確かのようだ。

■「歳時記夢幻舞台24の旅」(高樹のぶ子著、潮出版社、2022年)を読む。(その2)「千年の王国も一瞬に滅びます。」

「独裁国や専制主義は、必ず滅びます。」

「自由だとか平等だとか、そんな幻を抱くから、お互いに殺し合います。」

「人生には、自分の力ではどうにもならない、避けられない困難があるのだ。」

「家族を持ち、責任のある男は、特攻隊出撃が後回しになったのだという。」

「お互い、死んだ後、家族を不愉快にする痕跡は一切残さない、それがルールだった。」

「人間は、死ぬまで成長し、変化するものですね。」

「家族は一緒に成長しなくては意味がない。」

「人の生に、永遠のものなど無いのです。」

「黒豆のマメは健康を意味している、海老は腰が曲がるほどの長寿、数の子は子孫繁栄で、昆布は喜ぶのコブ~」

「白黒、上下、優劣を分けるのは良くありません。」

「~何が正しくて何が間違っているかは、やがて時間が教えてくれる~大きい声で叫ばれる中身は、大抵間違っていることを忘れるな」

「大きな変化を知恵で乗り切るには、昔から価値観と正面衝突するのではなく、じわじわと、敵に気付かれないように力を付けていく~」