干物

■干物

 今日は、朝から雨であった。冬のこういう日は自家用車で移動することにしている。

 いつものセカンドオフィスへ向かう。ここでパソコン作業をやろうと持参したが、今読んでいる本が止まらなくなり、いつもは11時ごろには出るのを、12時過ぎまで過ごした。気のせいかもしれないが、店の中は寒かったね。最初は快適であったが、気が付くと寒くなっていた。一瞬、自分に出て行けということか、などと思う。

 大きく遅れて帰宅し昼食である。今日は蕎麦の日である。面倒なので揚げとネギにした。いつもタンパク質摂取目的で付けている水餃子は止めて、代わりに卵一個使う。

 明日は晴れるので、今日は干物を作るつもりでスーパーを覗いていたが、魚が高いね。あれでは、作れない。唯一、ヤリイカが100円代で良かったが、心の準備が整ってなかったので魚は買わなかった。

 さて、どうしたもんじゃろうと、いろいろ回っていたら焼き芋が売っていた。そして、その関連で、干し芋を作ることにして、特売のサツマイモを一個買った。銘柄などはどうでもいいのである。

 どうやって作ろうかと、スマホなどは参考にせず、勘で作る。昔、両親がよく買って来てくれたのには、藁が付いている場合もあったので、おそらく、むしろの上で干したのだろうと考えた。また、上に付く白い粉状の物質が好みなので、これは藁の中にはいっていた微生物ではないかと、ろくに調べもしないで判断してしまった。

 そこで、芋を茹でている間に、藁で床を作る。ガムテープを裏返しにして、切った藁を隙間を開けて並べる。そうして両端をガムテープで綴じれば出来上がりである。

 芋を切って乗せたらこんな感じになる。

 ネットを掛けて干せば終了である。干場は新しく作った。雨のかからない場所である。天気の悪い日はこっちにして、天気がいい場合は、直射日光の当たる場所に移動することにしている。何日でできるかは分からないが、自分は白い粉を目印にする積りである。まあ、茹でてあるのでいつでも食べることができる。

 さて、魚の干物はどうするかね。冷凍の安い切り身が出回れば一晩解凍して干すのだが、高くて手が出ないが、気長に探そう。

■「笑ってる場合かヒゲ1」(藤村忠寿著、朝日新聞出版、2020年)を読む。(その1)

「~当事者の気持ちに寄り添うよりも、いっそ笑い飛ばしてやった方が気がラクになることもあるだろうって。」

「アフリカの大地はどこまでも美しい緑で覆われ、水は豊かで、動物たちは楽しそうに草原を駆け回って、そこはまさに楽園でした。」

「~なるべく自然にダメージを与えず、景観を壊さない、それが近代的なホテルを建てない理由でした。」

「~組織に変革をもたらすような発想は個人からしか生まれない。」

「日本にこれ以上、クルマって必要なんだろうか?」

「ルールを厳守する。まわりの空気を乱さない。お互い干渉し合わない。そういう社会に、みんな孤独感を持ち始めている。」

「いくら注意していても、不測の事態は起こるものです。」

「そしてまた次の目標を設定されて、また努力して、やがて疲れ果てて・・・・。そのときになって自分がひとつの歯車でしかなかったことに気付かされる。」

「自然が厳しいだけに言葉はゆるい。」

「現実を見据えて夢に逃避しない。」