防虫剤

■防虫剤

 今日は土曜日であるが、夕方からフォレスト関連の打ち合わせが予定されている。申請者は、職場勤務されており、別途NPO組織を立ち上げておられるので休みの日にしか時間がとれないということでこうなった。幸い、自宅から徒歩10分以内である。

 足の痛みは嘘のように引いてくれたので、絆創膏は取った。この絆創膏は今後生きていく上での必需品になったようだ。午前中は車が使えたが、地場物屋へいく用事があったので、徒歩で向かう。途中、図書館に入る。6月から新しい喫茶店がオープンしているはずで、コーヒーが200円台だったら常連になるつもりであった。

 メニュー表を見て驚いたね。自分の感覚がおかしいのか、世の中の方がずれているのかわからないが、検討する余地もなかった。お付き合いで一度入ろうという気も失せた。一週間分の昼食代にほぼ匹敵するコーヒー一杯の値段であった。

 時々こういうのに出会うが、その都度思うことがある。それは、ここはおまえなんかの来る店ではない。シッ、シッ!金のないやつは、そういう店に行けば~、と。

 すぐに、目当ての店で買い物をする。セカンドオフィスの前に来たら、前の職場のY.O.さんが並んでおられるので、挨拶を兼ねて釣られて自分も入店する。

 今日は土曜日で客層が違うようだ。

 早めに出て帰宅する。

 草むしりでもしようかと、実家の裏に行くと、一面ドクダミであった。ここで、ピンと来た、何だったかは忘れたが、ドクダミで防虫剤を作っている動画を見た記憶がある。これから、虫対策は人間も家庭菜園も果樹も重要である。そこで、防虫剤作りに挑戦することにした。

 まずは、昼食である。今日はスパゲッティの日である。あんかけスパゲッティにした。餡が多過ぎだね。味付けは醤油ラーメンのだしである。後は、代わり映えしないメニューである。

 今日も満足な昼食であった。メロンが甘過ぎである。糖度を上げようと努力されていることは感じるが、自分のような高齢者はもっと味が薄く、実は堅い方が向いているようだ。

 昼食後は、見逃し配信を視聴しながらなごなる。見逃し配信で自分の生活に幅ができたようだ。

 少し元気が出たので防虫剤作りである。まあ、草むしりである。1年分ほど作っておこうと思う。たぶん1ケ月ほどしてエキスが出たら、百均でスプレーを購入して持ち歩くのである。

 フォレストの打ち合わせは先方から連絡が入ることになっているので、それまで準備作業を行う。汗びっしょりになった。

 連絡が入ったので、見本を持って打ち合わせ場所の喫茶店に向かう。

 コーヒーにお菓子まで出していただいた。

 この店は、もうすぐオープンするという。

 昨年も開催しており、自分も参加しているので、打ち合わせはスムーズであった。

 その後、セカンドオフィスへ向かい、報告書の作成などを行うと日が暮れた。

 今日気がついたのであるが、自分のブログが紹介されている。その文章は、

 「ぜんちのへやは、山や街を歩き、植物と語り、日常生活を楽しむ高齢者のブログです。トレッキングやナチュラリスト活動などの記録や、魂の叫びという詩集などのコンテン …」と検索画面に出ている。

 チャットGPTで聞いて見たら、

「ごめんなさい、私は「ぜんちのへや」という言葉が何を意味するのか理解できません。もう少し詳しく教えていただけますか?😊」

 と出た。ワハハハ、AIに勝ったような気がした。

■「夜のだれかの岸辺」(木村紅実著、講談社、2023年)を読む。

「~父は日中は会社へ行ったふりをしてじっさいはどんな行動を取っているのやら~」

「指輪をしてないから、独り身と思い込んでいた。」

「生きてる限り、自分の作ったものを食べていたい~」

「花火、好き、ってことは、空襲に遭わなかったんですか」

「私たちの齢だと、どこかへ遠出するときは、行ったさきで死ぬかもしれない~」

「~七十五年ぶりに会えるのね。」

「~惚けたい、惚けてぜんぶを忘れたい~」

 

「石ころ路」(田畑修一郎著、灯光舎、2021年)を読む。

「私は小説を書いていたが、その方の収入はなかった。」

「私は随分永い間木椅子の上でうとうとしていたが、ふと目をさました。」

「面倒くさいから死んでやろうかと思いますよ」

「山へ行ってる時がいちばんいい。」