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■角

 このごろ、知らない傷があるとしていたが、昨晩は、戸棚の角に、厭というほど頭をぶつけてしまった。しばらくは、動けなかった。

 これまで、何回かある。自分の学習能力の無さに呆れている。

 しかし、今回はそのメカニズムが分かった。

 戸棚は、造付けである。台所と平行に位置している。

 そして、戸棚の下には、調理に必要な秤が置いてあった。

 台所の前から秤を取るときは、頭はぶつからないし、ぶつけても面接触である。

 これを今回は、通路側から秤を取ろうとした。秤に手を伸ばすと自然に前傾姿勢になり、頭も前に来る。

 その頭の前に戸棚の角があるのである。

 家を建てた後、危険箇所を探し対策している。居間に入る引き戸の指詰め防止は、効果を発揮している。

 今回は、どうしようかな。

 角に発泡スチロールでも貼り付けようか迷っている。見栄えもある程度考慮が必要である。

■「はじまりの記憶」(柳田国男伊勢英子著、講談社、1999年)を読む。

「死を前にしたとき、重要な意味をもつのは、自分の心の内に刻まれた幼少期や青春時代の数々の風景や体験の記憶なんですね。」

「~感じ方の原型~」

「自分の人間形成の原点を探ると、人生も心も豊かになるのではないか。」

「~人はそれぞれに自分のことで精一杯なんだという疎外感~」

「~父は胸の病気で遠くの病院に入院していたのだ。」

「シーソーは、英語でseesawと書く。つまり see-saw=“見える!―見えた”という合成語だ。」

「~風景も風景の意味も、視点ひとつで一変してしまうことを~」

「~創作とは半分こわすことだ。」

「人生の部分修正よりもとことんこわす方を選んだ~」

「固有名詞が咄嗟に出ないというのは、脳の老化現象のはじまりらしい。」

「人間は人生後半になると、いろんなことをだんだんと忘れていくからこそ、現世への執着が薄れて、やがて死を受け容れられるようになるのだ。」

「~人物をフルネームで記憶する習慣が身についた。」

「面白いことに、特定の曲を聴くと、まるで映画の一場面のように、具体的なシーンが浮かんでくるのだ。」

「やりたいことをやり、行きたいところへ行き、会いたい人に会い、そして~子どもたちに遺すべきものを準備する」

「深い深い眠りの後に必ず生まれるこのがある。」

「勉強より健康、早く寝ろ」

「過去は現在の中にある。そして、すべての過去には意味がある。」

「病院にいたら病人になっちゃうから~」

「地球上でいちばん苦しんでいる動物が笑いを発明した」

「~自分の人生は自分で創ってきたからだ。」