回り道

■回り道
 今日も実習であった。着替えを持っていったので帰り時は快適であった。途中寄るところがあったので、いつもと違う道で帰ったが、迷ってしまった。まっすぐ行けばいつもの道にでると考えていたが、T字路になって斜めになっている。
 まあ、迷っても自宅からは1km以内である。回り道をしたことにしよう。
 帰宅したら協会から会報が届いていた。今回は自分がエッセイを書いたのである。なんと5部も入っているではないか。宛名もタックシールではなく手書きである。
 配るところなんかないが、欲しい方がいれば4名まで差し上げます。ただし、手渡し可能か方に限ります。

■「最終講義」(内田 樹著、技術評論社、2011年)を読む。
「武士は用事のないところには出かけない」
「〜過誤についてペナルティを課すのではなく、これから行うであろう『よきこと』を支援するという教育もある。」
市場原理主義はダメだ」
「六芸(りくげい)〜孔子が君子の学ぶべきものにあげた六つの技芸です。つまり、礼・楽・御・射・書・数です。」
「自分自身の研究の存在意義を基礎づけるために自分自身の手持ちリソースを惜しまず投じる人間のことを、『学者』と言う〜」
「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。」(マタイによる福音書
「九字を切る〜臨兵闘者皆陣列在前(りんびょうとうしゃかいじんれつざいぜん)」
「国のために勉強する人間は、自分のために勉強する人間より、知的達成において優越する。」
「〜金になるとかいう『努力と報酬の間の相関』がない。ないから勉強する。」(福沢諭吉
「それ以外の条件をすべて同じにしておく」
「自分の知性が最高の状態にないことに、空腹や眠気や渇きと同じような欠落感を覚える人間だけが、知性を高いレベルに維持できる。」
「そこに誰かがいたらとにかくパスを出す」
「学ぶ決断だけは肩代わりできない。」
「自分がこれから勉強することによって将来どのような報酬が受け取れるのか、あらかじめ一覧的な開示を要求するような人間は絶対に勉強しない。」
「教育は商取引ではない」
「成熟とは、矛盾にひき裂かれて、その矛盾に耐えて生きるという経験を経由することでしか獲得できないのです。」