2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

春の予感

■「共喰い」(田中信弥著、文藝春秋、2012年)を読む。 自分の読むジャンルではないことだけは分かった。筋書きや構成はよく分からなかった。■春の予感 朝方は雪がちらついていたものの、日中は良い天気になった。 関東では18cmほどの積雪になって、…

貧困族

■「安心ひきこもりライフ」(勝山 実著、太田出版、2011年)を読む。 開き直りか?居直りか?と思って読んだが、納得できる箇所もあった。 「金を産む装置であったダディーも定年になればひきこもりになるんだ」 「ハシビロコウという鳥は餌の魚が近づい…

Fire!

■「言い忘れてさようなら」(イッセー尾形著、徳間書店、2009年)を読む。 月刊誌に掲載された小説をまとめたものであった。書き下ろしもあった。非日常の様でありそうな、とか。空想のようで現実的な感じを受けた。すらすらと読めたのは、会話が多かっ…

牛岳(厳冬期縦走)

■牛岳(厳冬期縦走) 構想1年、準備半年以上で、ついに「やりました」。http://tsuenich.web.fc2.com/20120226blog.html

麺喰いの一日

■麺喰いの一日 金曜日はさすがに疲れが溜まっていたのか、21時には眠りについたようだ。起きたのが午前3時ごろであった。テレビを付けたらクラッシック音楽の番組が入っていたので、音を出すようにして、本を読んだ。 家の中は誰も起きてこないので、7時…

天丼

■「人生は五十からでも変えられる」(平岩正樹著、海竜社、2011年)を読む。 53歳でセンター試験から初めて東大入学の3回目、そしてトライアスロン選手と出だしから驚かされた。医者を辞めてからの再入学とあり、さらに驚いた。 トライアスロン大会に…

サイレント

■サイレント 最近のニュースで「餓死」を取り上げていた。痛ましい。 少し前の、例えば「おにぎり食べた〜い」と餓死された人の場合では、こんな近代的な社会に信じられないという論調が多かったようだが、今回は、いつでも、どこでも、誰にでも起こりうる、…

すがすがしい感動

■「しぶとく生きろ」(野坂昭如著、毎日新聞社、2011年)を読む。 著者で思い出すのはCMである。記憶はたどたどしいが「ソ、ソ、ソクラテスか プラトンか ニ、ニ、ニーチェは サルトルか みんな悩んで 大きくなった〜」を懐かしむ。この本は、リハビリ…

現在の労働

■「日曜日の随想 2010」(日本経済新聞社編、日本経済新聞出版社、2010年)を読む。 前に読んだかもしれない。年が違うことを願って、恐る恐るページをめくった。 一人目は、読んだような気がしたが忘れていた。続いて二人目は、見たような見なかっ…

ああ痛かった!

■「ファイヤーキング・カフェ」(いしかわじゅん著、光文社、2010年)を読む。 舞台は沖縄である。いくつもの話が別々かと思っていたら、ファイヤーキング・カフェが共通項のように登場する。最初は、なかなか読み進めなかった。数人の生活を描いただけ…

乗鞍高原

■乗鞍高原 スノーシューハイキングの企画に参加した。総勢14名の大所帯である。貸し切りバスでの移動は安全で疲労も残らず、幹事の力量が冴えた。 全員「最高だあ!」の連発。最大の功労者はお天気であったようだ。 歩きのあとの温泉も「も〜う、最高!」…

当たった!

■当たった! 朝、雪の晴れ間で除雪。いつもと変わらないこの時期の休日の風景。 車で図書館へ行き、予約本を受け取り帰宅すると、家族で出掛けるとのこと。 朝から外食かな?と思って子供に聞くと、近くにコンビニがオープンするので買いに行くとのことだっ…

大雪

■「言葉ある風景」(小椋 佳著、祥伝社、2004年)を読む。 いきなり富山県が出て来た時にはびっくりした。読み進むにつれて著者の博識に舌を巻いた。さすがにヒット曲を出す人はこれだけのバックボーンがあるのかと。これもほんの一部に違いない。言葉の…

モノ忘れ

■「ときどきメタボの食いしん坊」(出久根達郎著、清流出版、2009年)を読む。 新聞に連載されていたときから興味があった。この食へのこだわりは味がある。 同じ干支で食の好みも同じである。特に厚揚げの記述は面白かった。自分も今年の正月は雑煮に入…

裂けたリュック

■「人生オークション」(原田ひ香著、講談社、2012年)を読む。 若い女性作家であった。話題もネットオークションで自分には分からない話であったが、あり得るなあと思いながら読めていた。実体験がテーマになっているような気がした。■裂けたリュック …

宝くじ

■「ウィーン家族」(中島義道著、角川書店、2009年)を読む。 偶然に見つけた。著者でなければ決して手に取らなかった本である。この人の本は何冊も読んでいるので分かるが、絶対これは自伝であろう。思わず微笑む。哲学者の私生活が分かって面白い。な…

比叡山

http://tsuenich.web.fc2.com/20120213blog.html

カイロ

■カイロ 山行きの計画であったが、積雪が多く縦走が難しいとの判断があり、延期になった。それで、いつもの休日になった。家人の送り迎えから始まり、買い物や子供たちの送り迎えで、今一息ついたところである。まだ、22時に迎えに行く用事が残っている。 …

反動

■「奈緒」(伊豆文学フェスティバル実行委員会、静岡新聞社、2006年)を読む。 投稿小説の入選作を掲載してある。自分も応募しようかと思ったが、伊豆のことを描くことが条件になっており断念したことを思い出した。 やっぱり上手である。会話が多い。こ…

二度風呂

■「人生に七味あり」(江上 剛著、徳間書店、2011年)を読む。 久々に企業小説を読んだ。この人の小説は何冊か読んでいる。迫力があり、ハラハラ・ドキドキが続き、最後にハッピーエンドになる。面白い・後味がさわやかな内容であった。本人の実話ではな…

ツルッツルッ

■「旅人は死なない」(リシャール・コラス著、集英社、2011年)を読む。 不思議と引き込まれる内容であった。ブータンから四国お遍路、短編19編であった。それぞれつながりはなかったので、同じ作者なのかと疑ったほどだ。翻訳であったが、日本の話も…

ネバタレポート

■「背水の陣」(赤瀬川原平著、日経BP社、2003年)を読む。 面白かった。環境というテーマだったのでもっと重たいと思ったが、作者の筆力のせいかすいすいと読めた。毎章ごとに写真があったのがいい。作者の視点が分かって楽しかった。ところどころ吹…

もらいもの

■「遺言川柳」(三菱東京UFJ銀行、幻冬舎、2006年)を読む。 こういう本ばかりが目につく年齢になったのだ。川柳には興味があり作句して見たい衝動にかられることがある。葉書で投稿することもできる。なぜ、俳句ではなく川柳かと自問したところ、季…

歳か?

■歳か? 今日は山歩きにはいい天気である。何人も山へ入っているだろう。この時間帯ではまだアップされていないが、22時過ぎには記録がアップされ、羨ましがっている自分を見つけるだろう。 昨日は23時過ぎに床に入ったにも関わらず、AM4時には目が覚…

フォークライブ

■フォークライブhttp://tsuenich.web.fc2.com/20120204blog.html

行く末を考える

■「コーヒーもう一杯」(平安寿子著、新潮社、2011年)を読む。 若いOLが喫茶店を開店してから潰すまでのことが面白くかいてある。これは著者の経験ではなかろうかとおもうような詳細な内容もあった。90%が1年で潰れるというのは事実だろうか。身…

優越感

■「上高地」(マップルマガジン、昭文社、2009年)を読む。 2月に乗鞍高原のスノーシュー・トレッキングに行くことの下調べ、夏に穂高方面を計画しているのでその下調べであった。地図もコピーし、時刻表も記録した。結局、必要なのはこれだけである。…

寒い朝

■「二上山に学ぶ」(二上山総合調査研究会、小間印刷、2011年)を読む。 借りた動機は二上山の地図であった。しかし、無かった。薄い本であったので、丹念に読むと歴史や文化が良く分かる。動植物にも触れており、10年間の研究の成果が伺える。 どんな…