2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

すごい減量

■「びんぼう自慢」(古今亭志ん生著、ちくま文庫、2005年)を読む。 最初から爆笑であった。となりの人は気味悪がっていたかもしれない。高級な洒落やユーモアはこうでなければ面白くない。最近のは、つまらんねえ。 「ひとつのことを一生憲命つとめてい…

型落ちベテラン

■「停年退職(下)」(源氏鶏太著、河出文庫、2007年)を読む。 「僕にも経験があるが、どうしても人間が卑屈になる。」 「諦念退職」「あきらめることだよ〜」 「嫌になっても、自分で足を運んで、頭を下げ続けなければならないのだ。屈辱の思いを繰り…

もめない遺言

■「停年退職(上)」(源氏鶏太著、河出文庫、2007年)を読む。 定年ではなくて停年というのがいい。この人の作品は中学時代に読んでいたが流石に当時は、停年は考えていなかったと思う。今読むと面白い、というか見につまされる。半年後に停年を控えた…

再雇用

■「夜と霧」(V.E,フランクル著、みすず書房、1961年)を読む。 内容は、あらかた分かっていた。第二次世界大戦のアウシュビッツ収容所で強制労働されており、奇跡的に生還された医師の話である。戦争物は苦手であり、読みたくはなかったが、数多く…

中国汚染パニック

■「ちょっと早めの老い支度」(岸本葉子著、オレンジページ、2012年)を読む。 「いくつになっても社会勉強」 「張り切りすぎの日々のもたらす無意識のストレスが、衝動買いに向かわせた」 「機械が進化し、自分はどんどん退化する」 「基礎代謝を上げて…

投稿記事

■投稿記事 朝早くでもなかったが携帯メールが鳴った。りょうさんからである。投稿していた作品が新聞に掲載されたという内容であった。少し前に添削してくれと送ってもらった小説である。こっちは、最近投稿していないなあ。自分は「詩」である。毎月でも投…

どうしたんだ!

■どうしたんだ! 今日は入善のラーメン祭りに行く予定で昨日は21時過ぎに眠りに着く。目覚ましを4時に合わせておいた。 予定通り4時に起こされる。しかし、体が動かない。もぞもぞしていると6時になる。今からでは間に合わない!今年は中止だと心の中で…

自殺そそのかし

■「それでもわたしは山に登る」(田部井淳子著、文藝春秋、2013年)を読む。 読んでいて涙が出て来た。しかし、逆にそのファイトに励まされたようだ。 「山に登る人は病気にならないと思っている人も多いがそれもない。」 「あの恐怖から立ち直るまでに…

孤独力を高める

■「NHKニュースのキーポイント2014年版」(NHK解説委員室編、NHK出版、2014年)を読む。 このところ、新聞やニュースを見なくなっており、少し世代に付いて行こうかと楽なことを考えて手に取った。政治は苦手で拾い読み、経済もどうでもよ…

定年退職後テレビ漬け

■「初夏の色」(橋本 治著、新潮社、2013年)を読む。 短編で構成されており、読みやすかった。モチーフは東日本大震災である。 「泣いていいことなんかないだろう」 「淳一郎の趣味は、登山だった。〜つまらないことがあると、一人で山へ出掛ける。」 …

社員のむなしさ

■「得する生き方損する生き方」(渡部昇一著、三笠書房、1999年)を読む。 この歳でハウツー物を読むとは思わなかった。幸田露伴の修生論でなければ手に取っていなかっただろう。 「驕りたかぶることを抑える気持ちは、ひいては、幸運を呼ぶのである。」…

老いること

■「谷善と呼ばれた人」(谷口善太郎を語る会編、新日本出版社、2014年)を読む。 タイトルの『善』という名前だけで選んだ。 「貧乏人の今にゃ学問はいらんがこと」 「貪るように本を読んで、知識を吸収しようとしていました」 「一度もおきられず、骨と…

散歩コース

■散歩コース 朝から頭痛である。湯冷めしてしまったのかと思った。しかし、これは体が戦っている証拠なのでよほどのことがないと薬は飲まないようにしている。体を温めて有利に導けば引くのではないか。 9時過ぎに家を出る。いい天気である。雪山は最高だろ…

二つの平和

■二つの平和 今日は子供達がスキーを計画して自分が送る予定であった。しかし、大雪警報が出ており、雪が激しく降っているので日程を変更させた。家人は出勤日である。 天気予報をニュースで確認すると先週と同じ低気圧が太平洋側にある。しかし、等圧線が密…

健やかな睡眠

■「終りの日々」(高橋たか子著、みすず書房、2013年)を読む。 一人の女性作家が亡くなるまでの思いを日記風に綴ったものである。しかし、読まれることを意識して書かれており、少し残念である。すごい方である。 「年をとってくると、きちんきちんと、…

たばこ

■「達者な死に方練習帳」(帯津良一著、文藝春秋、2011年)を読む。 「定年後はどうしよう、リストラされたらどうしよう、給料が減ったらどうしよう〜今がおろそかになってしまいます。」 「貝原益軒、白隠禅師、佐藤一斎の三人を養生の三巨人と呼んでい…

アラウンド定年

■「温泉に入ると病気にならない」(松田忠徳著、PHP新書、2010年)を読む。 「癌細胞は35℃のとき、もっとも増殖するといいましたが、逆に43℃以上で死滅すると言われています。」 「シャワーでは表面の汚れは流せても、代謝は活発にならないので、…

たばこ

■「無敵のラーメン論」(大崎祐史著、講談社現代新書、2002年)を読む。 自分より若い人だ。のっけから驚いてしまった。 「『どうしてそんなにラーメンを食べるのか』と聞かれたら、『そこに食べたことのないラーメンがあるから』と応える様にしている。…

社員は家族

■「会社を絶対つぶさない仕組み」(高畑省一郎著、ダイヤモンド社、2013年)を読む。 この本は、法人向けに書いてあるが、読みながら個人に置き換えている自分がいた。 「赤字企業が7割を超えている」 「倒産へのシグナルは自己資本比率が20%を切っ…

疲労

■疲労 毎週定例の雑事から解放されたのが10時30分ごろであった。天気は良くないが、小杉のウドン屋さんまで歩いてラーメンを食べに行こうと考えていた。3時間ほどか。 何か違和感があったが、何事も一歩踏み出さないと何も始まらない。シューズの紐を強…

雪でした

■雪でした タイトルは「♪♪ゆっきでした〜」と読んで欲しい。今日は小杉のうどん屋さんへ二郎系のラーメンを食べに行く予定にしていた。麺喰い隊員からの情報であった。 朝6時に起床する。朝刊を取ってくるついでに外の様子を確認すると雪がシンシンと降って…

5:2ダイエット

■「小説 くじけないで」(山室有紀子著、産経新聞出版、2013年)を読む。 90代で詩集を出版したあの有名な詩人の話であった。それまでのきっかけが書いてあり、涙ぐむこともあった。親孝行したい時に親はなし、か。 「体が動かなくなり、目も、耳も、…

友達は減って行く

■「自分を生かす“気”の思想」(中野孝次著、集英社新書、2001年)を読む。 最近亡くなられたはずなのに2013年購入になっていたが、2001年に出版されたと分かり少し安心した。 幸田露伴の努力論は、確か別の人も(名前が出て来ない)書いており読…

倒れた老人は助けるな

■「死にたくもないが、生きたくもない。」(小浜逸郎著、幻冬舎新書、2006年)を読む。 「社会的労働〜の意義とは、『あなたの社会人としての価値はこれこれのものですよ』ということを示す指標としての意義である。」 「定年後は、いかに夫婦がすれ違い…

自殺者:4年連続で減少

■「人生はうしろ向きに」(南條竹則著、集英社新書、2011年)を読む。 「何事も良い方には変わらない」 「不健康という贅沢が許されるのは自由人」 「新しいものが、何をとっても気に入らないのだ。」 「明日ありとは思ふ心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬもの…

日本の貧困率

■「クルマを捨てて歩く!」(杉田 聡著、講談社+α新書、2001年)を読む。 なかなかいい本である。反面、この本のように歩く人が増えると、今ほとんど歩道は独占状態であるのが、混雑するのも困るなあ。 車ばかり乗っている人は、どんどん浪費してもらい…

遭遇

■遭遇 今日は家人が休みなので、自然歩道でもと考えていた。何せ、生まれて初めてとも思える2月の無雪気候である。早春とも思える風を目一杯に受け、十分堪能したい。 しかし、家人が頭痛でダウンで、下の子供が昨日に引き続き今日も検定試験とのことで、8…

花を探して

■花を探して 昨日、山友さんより2日の冬山の御誘いメールが届いていたが、どうもいつもと違う感じであり断ってしまった。ほんとうに申し訳ないと思う。体調も絶好調ではなく、特に土曜日は疲労を感じる時が多い。こんな気持ちになる理由が自分でも分からな…