2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

走馬灯41

■走馬灯41 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「なかなかいい生き方」(平岩弓枝著、講談社文庫、2011年)を読む。 「まして、自分の暮らしの中に異変が起こっている年は、よけいに雨の冷たさが身にしみる。」 「年とって引越しして、後片付けに必死のあげく、…

走馬灯40

■走馬灯40 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「死の壁」(養老孟司著、新潮社、2004年)を読む。(その3) 「“逆さ屏風”は死者のそばで立てるものなのです。」 「年をとってからおばあさんはそれまでの“罪を重ねたその手”というよりを切り落としたという…

走馬灯39

■走馬灯39 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「死の壁」(養老孟司著、新潮社、2004年)を読む。(その2) 「死体になったらみんな平等だと私は思っているからです。」 「自らを死者と同じだと思っている人間は、世の中の法律も何も通じないということで…

走馬灯38

■走馬灯38 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「死の壁」(養老孟司著、新潮社、2004年)を読む。(その1) 「~身体を動かすことで必ずその人は変わってきます。」 「人生の問題に正解はない」 「人生の最終回答は“死ぬこと”だということです。」 「シス…

走馬灯37

■走馬灯37 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「いちずに一本道 いちずに一ツ事」(相田みつを著、角川文庫、1992年)を読む。(その2) 「即死だから苦しまずにすぐ死ねた~」 「人間がいのちを終えるときのことばにうそはないと思います。」 「あっても…

走馬灯36

■走馬灯36 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「いちずに一本道 いちずに一ツ事」(相田みつを著、角川文庫、1992年)を読む。(その1) 「しあわあせは いつも 自分のこころが きめる」 「無抵抗なものを絶対に殴るなよ」 「~貧しても鈍しないでくれ」 …

走馬灯35

■走馬灯35 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「老いの才覚」(曾野綾子著、ベスト新書、2010年)を読む。(その5) 「病気は、決定的な不幸ではありません。それは一つの状態です。」 「病気によって、新しい生き方を発見する人もいます。」 「病気になっ…

走馬灯34

■走馬灯34 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「老いの才覚」(曾野綾子著、ベスト新書、2010年)を読む。(その4) 「~魂はどこにでも遍在するのですから~」 「すべてを予測して備えるなどということはできないのです。」 「~野垂れ死にを決意しさえす…

走馬灯33

■走馬灯33 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「老いの才覚」(曾野綾子著、ベスト新書、2010年)を読む。(その3) 「老人が健康に暮らす秘訣は、生きがいを持つこと。」 「“何をしてもらうか”ではなく、“何ができるか”を考えて、その任務をただ遂行する…

走馬灯32

■走馬灯32 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「老いの才覚」(曾野綾子著、ベスト新書、2010年)を読む。(その2) 「老人であろうと、若者であろうと、原則はあくまで自立すること」 「老人といえども、強く生きなくてはならない。」 「人は、その時その…

走馬灯31

■走馬灯31 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「老いの才覚」(曾野綾子著、ベスト新書、2010年)を読む。(その1) 「日本の年寄りは、戦前と比べると毅然としたところがなくなりました。」 「私は老人だから、○○してもらって当たり前」 「~高齢者は偉い…

走馬灯30

■走馬灯30 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「まんぷく劇場」(室井 滋著、文藝春秋、1996年)を読む。 「つまり、私は、誰よりも泣きに映画館へ行くのが好きな奴なのであった。」 「人間なんだから眠れるに決まっている」 「~おばさんの予言を鵜呑みに…

走馬灯29

■走馬灯29 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「愚の力」(大谷光真著、文藝春秋、2009年)を読む。(その3) 「ここで、そのまま、悩めばよい」 「~あと何年元気で生きられるか、全く予想がつきません。」 「愚者の自覚というときの“愚”ということですが…

走馬灯28

■走馬灯28 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「愚の力」(大谷光真著、文藝春秋、2009年)を読む。(その2) 「お坊さんは、人は死ぬものだともっとはっきり言わないといけない」 「ここでいう“悪人”とは、自分の力で仏になるべき能力や素質がそなわって…

走馬灯27

■走馬灯27 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「愚の力」(大谷光真著、文藝春秋、2009年)を読む。(その1) 「~“人間中心の考え方”がもたらした様々な問題や行き詰まりに直面しているのです。」 「心を滅ぼさないと物は栄えない」 「“長く生きられれば…

走馬灯26

■走馬灯26 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「老いへの“ケジメ”」(斉藤茂太著、新講社、2015年)を読む。(その2) 「したがって“死は寿命を全うすること”というより、医療の敗北、病気への敗北ということになりがちである。」 「死も学ばなければならない…

走馬灯25

■走馬灯25 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「老いへの“ケジメ”」(斉藤茂太著、新講社、2015年)を読む。(その1) 「生きるということは、欲を持つということである。」 「未練が少なくなれば、なんとか死と折り合いがつくだろう。」 「日常生活は、いろい…

走馬灯24

■走馬灯24 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「人生案内」(五木寛之著、角川文庫、2000年)を読む。(その4) 「自己責任というのは、自分の体、経済、職業、人生観、政治観、あるいは心のやすらぎ、そういうことを全部ひっくるめて自分で考えなければ、…

走馬灯23

■走馬灯23 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「人生案内」(五木寛之著、角川文庫、2000年)を読む。(その3) 「人の命を奪うことがなんでもないということは、生命そのものに対する感覚が軽くなっているのだ。」 「できるだけ本は、若いときに読んで、…

走馬灯22

■走馬灯22 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「人生案内」(五木寛之著、角川文庫、2000年)を読む。(その2) 「笑うということは非常に大事なことであり、ユーモアというものが人間の大事な知的活動であるということは、昔から言われつづけてきたとおり…

走馬灯21

■走馬灯21 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「人生案内」(五木寛之著、角川文庫、2000年)を読む。(その1) 「ぼく自身、いつまでたっても日ごとに物の見かたが変わり、問題の受けとめかたがちがうことに苦笑しながらいきているのですから。」 「~“い…

走馬灯20

■走馬灯20 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「定年オヤジのしつけ方」(小川有里著、講談社、2007年)を読む。 「自分一人のお昼は火も包丁も使わずにすむ“その辺にあるもの”で十分なのだ。」 「オジサンは麺類が大好きなのだ。」 「黙々と食べていると“…

走馬灯19

■走馬灯19 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「生き方、六輔の。」(永 六輔著、飛鳥新社、2002年)を読む。 「その当時は、ひどいと思ってないよね。」 「両方が“当たり前”なんだから。」 「日本の古代史みたいなものは全部ウソだった、デタラメだったん…

走馬灯18

■走馬灯18 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「豊かさとは何か」(暉峻淑子著、岩波新書、1989年)を読む。(その3) 「金銭中心の文化は、人間の文明を亡ぼす。」 「欲望が充足されても、欲望は減退しない。」 「本当に飢えている人は食物の必要について…

走馬灯17

■走馬灯17 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「豊かさとは何か」(暉峻淑子著、岩波新書、1989年)を読む。(その2) 「自己責任の前には社会的責任が果たされているのである。」 「西ドイツでは兵役につきたくない青年は、兵役のかわりに有給で福祉施設…

走馬灯16

■走馬灯16 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「豊かさとは何か」(暉峻淑子著、岩波新書、1989年)を読む。(その1) 「~金をためることだけを人生や社会の唯一の目的にしている、と笑われたりしても~」 「命にとっては、哲学よりも、モノとカネが大事…

走馬灯15

■走馬灯15 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「世の中安穏なれ」(大谷光真著、中央公論社、2007年)を読む。 「抗がん剤はがんにも効くけれども、同時に健康な細胞も破壊し、副作用が大きく~」 「~宗教とは人間だけにある精神活動の大事なものであり~…

走馬灯14

■走馬灯14 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「死をおそれないで生きる」(細井 順著、いのちのことば社、2007年)を読む。(その2) 「回診が終わらないと一日が始まらなかった。」 「ホスピス緩和ケアは、人生の総仕上げを援助することを目的として行わ…

走馬灯13

■走馬灯13 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「死をおそれないで生きる」(細井 順著、いのちのことば社、2007年)を読む。(その1) 「現代は“死が隠された時代”、あるいは“自分の死を創り出す時代”とも言われる。」 「~死は穏やかに近づいて来る。~そ…

走馬灯12

■走馬灯12 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「峠うどん物語 下」(重松 清著、講談社文庫、2011年)を読む。 「~真っ暗な夜中に無数の黒い屋根瓦が飛んでくる怖さは~」 「~自然と目に涙が浮かんだ。」 「ものごとにはなんでも理由や背景があるんだ。」…