2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

もう師走

■「電子出版学入門」(湯浅俊彦著、出版メディアパル、2010年)を読む。 電子機器の歴史から紙本との関係など広範囲に扱っていた。しかし、自分が期待した内容は、個人出版の世界である。この本は商業出版のみに焦点を当てていたが、個人が情報ツールを…

一雨ごとに

■「老後難民」(野尻哲史著、講談社+α新書、2010年)を読む。 変わったタイトルであった。中身はアンケートや国のデータを駆使され説得力があった。 しかし、この手の本の宿命なのか、投資を説いている。難しいことはわからないは、自分は外貨預金で30…

お客様到着

■お客様到来 日曜日は、まったく多忙である。家族4人が別々の場所に行くため、今日のような雨の日はアッシーおやじに変身である。つまり、家と目的地の往復を8回繰り返すことになる。これで一日が終わる。せめてものご褒美に1時間の空き時間を狙って近代…

天狗山(192m)

■天狗山 午前中は眼科にいった。目に彗星のような光が走ることをはっきり自覚したためである。名前を呼ばれてすぐにあなたはこれですと、「飛蚊症」(ひぶんしょう)と印刷してあるリーフレットを渡された。「蚊」という感じは「か」だけかと思ったら「ぶん…

読みたい本

■「定年力」(多湖 輝著、新講社、2007年)を読む。 まあ、無難な内容であった。頭の体操の著者でもあったので、もう少し奇をてらっているのかと思った。それにしても、自分が思い描いている姿とは違う。奇麗事の集大成にも思える。1年もたてばネタ切れ…

地域デビュー?

■「人生、しょせん気晴らし」(中島義道著、文藝春秋、2009年)を読む。 人生でもっとも影響の受けた本はと問われると、ハマトンの知的生活と中島氏の本を挙げることができる。終始、声を上げて笑いっぱなしであった。しかし、前に読んだような本である…

電子ペーパー

■「シニア留学ガイド」(シニア留学研究会、九天社、2007年)を読む。 いい歳こいて、留学でもなかろうに。この本を見たときに直感が走った。頭の中はドイツに滞在してモンブランなどのトレッキングコースや登山をやっている自分の姿があった。こういう…

季節限定

■「しあわせの六十越え」(近藤勝重著、大和書房、2007年)を読む。 50歳以上になり定年への不安を抱えている人にとっては、安心感を与えてくれる内容であった。ほとんどすべてと言っていいくらいの定年後から死までのスタイルを包括してあった。著者…

11月22日

■「孤独のちから」(諸富祥彦著、海竜社、2006年)を読む。 生徒・学生向けのようだ。あまり参考にならなかった。山や自然の中で自分を見つめなおすことがいいとあったので、この部分は賛同した。■11月22日 今朝出がけに家人よりはがきを渡された。…

岩瀬

天気が良く、絶好の冬山登山日和になった。しかし、家人が仕事でその送り迎え30分のために山行を諦めた。 前から気になっていた岩瀬の古い街並みを見物することにした。自宅から歩いてもそう遠くはなさそうだ。帰りはライトレール(一度も乗ったことがない…

タラリ〜ン

■「養生問答」(五木寛之・帯津良一著、平凡社、2010年)を読む。 帯津氏の書物は前回も読んで感動した覚えがある。今回は五木氏との対話集である。五木氏は最近健康関係の本が多い。不安力とかうつ関係である。しかし、安心して読める作家である。もっ…

山がきれいな日

■「自分の始末」(曽野綾子著、扶桑社、2010年)を読む。 作者のこれまでの作品の中で「死」に関係する文章のエッセンスを列挙してある。中には読んだ本も含まれていたが、こういう風にまとめられる、なるほどと思う。本はしみじみ読まなければならない…

魔の木曜日

■「野宿に生きる、人と動物」(なかのまきこ著、駒草出版、2010年)を読む。 著者は獣医師である。しかし、ただの獣医師ではない。たくさんの野ら犬、猫を助けている。それもボランティアでである。こんな人やこの本に登場している人がいるなら日本はま…

お客様いらしゃい

■「白山信仰」(白山本宮神社史料編纂委員会編、北国新聞社、2010年)を読む。 写真が豊富でその分野の専門書と言える。登山にはあまり関係ないが、立山以上に信仰されたような気がした。剣ケ峰の写真が載っていたが、登山道は見当たらなかった。白山温…

良く眠れる

■「ゼミナール経済学入門」(福岡正夫著、日本経済新聞社、2008年)を読む。 経済学は断片的に学んできたという自覚があったが、全体として俯瞰したいと思った。 難解なのは苦手なので入門書から取り組もうとしたが、0.1%も理解できなかった。 人名…

筋肉痛

■「小説家という職業」(森 博嗣著、集英社新書、2010年)を読む。 眼から鱗が落ちる本とはこういう本を言うのだろう。著者の主張にことごとく同感である。 第一に、『小説を読むな』である。小説というのは創造物であり、他人に類似した作品では商品価…

雄山断念

■ありゃ! 13日に雄山登山をしようとしたら、始発便から正常運転しているはずなのに 電鉄富山駅では13日の午前中いっぱいかかるということで帰った。(ありゃ!) 14日朝寝坊して、駅まで小走りになったが、忘れ物をした。(ありゃ!) せっかく間に合…

夜明のコーヒー

■「白山に登ろう」(柚本寿二著、北国新聞社、2010年)を読む。 来年は白山に登る計画を立てており、その下調べのため読んだ。白山は富士山、立山と並んで三霊山であり、最近この3山で新しい動きが起こっている。この本は豪華な作りで写真が大きく、分…

「たま山」サークル

■「トレイルランニング」(有吉正博、村越 真、鏑木 毅編、岩波書店、2010年)を読む。 諦めてはいるが、立山マラニックのことが頭から離れない。この本は書店で立ち読みしていたが、がまんがならず借りた。同様に購入した本もある。編者の鏑木氏は、モ…

乗り鉄

■「僕の生活散歩」(三谷龍二著、新潮社、2010年)を読む。 風変わりなエッセイ集であった。雑誌に連載されたのを単行本化したものであった。見開きのエッセイの後に作者の描いた絵がある。ここまではいいが、絵の横に絵の一部を拡大した絵がある。こう…

間食

■「作家の昼下がり」(舟崎克彦著、パロル舎、2010年)を読む。 エッセイ集であった。エッセイはいい。短い文章に知己が凝集されている。中でも『催尿法師』は面白かった。数分間声を出して笑いこけた。著者は若いころにいろいろなことに挑戦したが、そ…

1700以上の山を登った!?

■「教科書になかった登山術」(山岸尚将著、東京新聞、2010年)を読む。 岩登りの専門書であった。どのジャンルにも専門書というものがある。自分には高度過ぎた。ロープワークについては、手元のロープでナインロックを試した。ロープ一つとっても、結…

ぽかぽか日曜日

■「デジカメで山を撮る」(斎藤 誠著、東京新聞出版局、2005年)を読む。 自分は持っているデジカメの機能を全て理解していない。今年は雷鳥沢での満点の星空を撮り損ねた。この本にもいろいろなテクニックがしたためられていたが、とても覚えきるもので…

カレーラーメン

■「定年夫は、なぜこんなに『じゃま』なのか?」(西田小夜子著、ソニー・マガジンズ、2004年)を読む。 表紙をめくってから、声を出して笑いこけてしまった。この著者の筆力には恐れ入る。最後の方は、怖い話も満載で楽しい内容であった。著者の本業は…

ストレス

■「お天気おじさんへの道」(泉麻人著、講談社、2006年)を読む。 小学生のころのことは、忘却の彼方ではあるが、不思議と明確に覚えていることがある。きっかけは忘れたのだが、ラジオ放送を聞きながら天気図を描いていたことである。 1年以上はやって…

グレートサミット

■「社会人大学院生入門」(影山貴彦著、世界思想社、2002年)を読む。 著者は放送業界に勤務しており、40歳前で大学院に入学し、その前の準備段階や入学してからの体験談が分かりやすく書かれてあった。その後、博士課程まで進まれたそうである。 もっ…

山は一生かけても終わらない

■「山の旅 本の旅」(大森久雄著、平凡社、2007年)を読む。 最初から最後まで感動の連続であった。昔から現代までの山登りと文学を見事に俯瞰している。いくつもの名文や歴史が日本とユーロッパアルプスで展開されている。 百名山踏破とか二百名山、三…

びしょぬれ

■「『無駄な抵抗はよせ』はよせ」(日垣 隆著、ワック、2009年)を読む。 この本はマスコミなどに登場しない、すごい人との対談を書籍化してあった。自分もすごい人は普通の生活をしてどこにでもいると考えていた。怪我で諦めていた脳が再生した話、60…