2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

肥満の法則

■「もの食う本」(木村衣有子著、ちくま文庫、2012年)を読む。 不思議な本であった。まあ、タイトルから不思議で会ったが、作家が書いた食に関して書いた本の書評なのか、感想文なのか、紹介文なのか、エッセイなのかである。 それにしても沢山の本を調…

質素な生活

■「生きる力」(帯津良一著、六耀社、2012年)を読む。 偶然だろうが、野垂れ死にでも何でもいいとしている。人それぞれでいいのである。家族から看とられようが、孤独死をしてもいいのである。 悩んだ時には、まぶしいものや、偉そうなものは選ばない。…

■「人は死ぬから幸福になれる」(島田裕巳著、青志社、2012年)を読む。 さらっとまとめあげている点がいいと思う。脅迫している訳でもなく、漫然と接している訳でもなく、淡々と書ききっている。文中、『うたた寝』で死の準備とあり、自分も知らない内…

たばこ考

■「パーク・ライフ」(吉田修一著、文藝春秋、2002年)を読む。 読み終えるのに時間がかかった。公園をモチーフに見知らぬ人との出会い。至る所で人体の構造が出てくるが、良く分からない。それにしても毎日公園で過ごし、毎日出会う女性との交際、何か…

メガの力

■メガの力 今日は家事の日である。ご飯を炊いて予約タイマーをセットする。朝食は残り物のカレーライスで済ます。7時過ぎに家人を送って行かなければならない。今日は早出である。職場へ行く途中で朝食を食べるということで、パン屋さんに寄る。ここは、コ…

宝達山

■宝達山 日ごろあまり見ないテレビでもスカイツリー特集をやっている。634mに登りたい人が大勢いるようだ。確かに、そこから見える景色は初めてのことで、そこに価値を見出しているはずである。 そっちがそうならと張り合うことにした。標高634mの山…

これだけは

■「諸国名峰恋慕」(手塚宗求著、山と渓谷社、2012年)を読む。 若くして山小屋を経営とあり、それまでの39座の山の思い出がしみじみと伝わる。夜山小屋で読めばいいかもしれない。穂高への憧れが一層強くなった。■これだけは 夕方まで降り続いていた…

世の中の移ろい

■「隠居志願」(玉村豊男著、東京書籍、2012年)を読む。 エッセイであるが、里山の花の水彩画が毎章ごとにある。思わずページをめくる手を止めて見とれてしまう。写真よりもその花の特徴が出ているのではないだろうか。 里山に引っ越し、自分で整備し今…

車考

■「美しき一日の終わり」(有吉玉青著、講談社、2012年)を読む。 タイトルの『一日』は『いちじつ』と読むらしい。 最初の設定がよく分からなかったが、次第に引き込まれてしまった。最後にやっと最初の話とつながった。生まれた家を取り壊す前に見て置…

おい

■「散歩歳時記」(佐伯一麦著、日本経済新聞社、2005年)を読む。 最近、あまり歩いてないなあという反省と、俳句に興味が移り歳時記を買おうかなどと考えていて手に取った。 年齢は3歳ほど若い作家であるが、里山の動植物に対する知識には驚かされた。…

ウォーキングシューズ

■「俺に似たひと」(平川克美著、医学書院、2012年)を読む。 最初の1文で種明かしなのか、似た人とは父親であった。素朴な挿絵がうれしい。 老い。それは全ての人間に必ず訪れること。死。人間は生まれながらにゴールに向かっている。ちょうど自分位の…

雷鳥沢散策

■雷鳥沢散策 立山駅へ行く道の脇に、青葉、若葉に交じって、タニウツギのピンク、フジのムラサキ、つつじのあでやかな色が目に眩しい。 アルペンルートの遊歩道は、まだ雪があり歩ける状態ではない。しかし、フキノトウがたくさん生えていた。タムシバもそろ…

青空喫茶

■青空喫茶 新聞の折り込みチラシにマックドのコーヒーSサイズ無料の割引券が入ったのがあった。いつものように、家族が使う可能性のあるのを抜いておいたら、家人が鋭く反応した。少し早く職場に出勤し、購読新聞の折り込みチラシをチェックして、新たに3…

郵便物

■「過労死・過労自殺大国ニッポン」(川人 博著、編書房、2010年)を読む。 もう20年以上前か正確には忘れたが『日本人は幸せか』というタイトルだったように思えている。その内容にひどくショックを受けたことを思いだした。あれから長い年月がたって…

今さら、二郎

■「ワーキングプアの大逆襲」(設楽清嗣ほか、洋泉社ペーパーバックス、2007年)を読む。 先のバス事故の件もあり、実態を把握してみたくて手に取った。内容は自分が考えていたよりはるかに酷く、涙なしでは読めないものであった。子供たちが社会にでる…

和歌山ラーメン

■「モーニング」(小路幸也著、実業之日本社、2008年)を読む。 少し前に『モーニングコーヒー』という小説を読んで面白かった。二匹目のドジョウではないが朝のさわやかな内容だろうと思い手に取ったのだった。初めはおおざっぱな内容で読んで行くに従…

今日は雨

■「最悪のはじまりは、」(塔山 郁著、宝島社、2012年)を読む。 先日、パチスロをモチーフにした本を読んだばかりだが、この本はパチンコ依存症の人々をモチーフにしている。推理小説のジャンルだろうか。あまり読まない分野である。自分も実際にパチン…

日が長くなった

■「北アルプス」(高橋正太郎著、耷出版社、2012年)を読む。 夏山の準備である。今年は穂高方面を狙っており、情報収集の一環である。 この著者は、薬師岳頂上で出会ったような気がする。副題が『テントを背中に山の旅へ』に魅かれた。北アルプスのみに…

夕涼み

■夕涼み 家人は早出勤務であったので7時過ぎからせわしないいつもの休日になった。加えて入院していた子供が退院するのでその対応やらスーパーのチラシに安いのがあったからとのメールでの買い物など慌ただしい。安いコーヒーを買うことにしているスーパー…

持論

■持論 自宅に帰ると雑誌のメールマガジンが届いている。いつもはさっと見て削除するのだが興味があるタイトルであったので、読んで見た。 「プロになり、プロとして成長したい人が自身のためのツールとして使うものが持論である。自分自身の行動を導き、そし…

暖房

■「関西周辺 週末の山登りベスト120」(加藤芳樹著、山と渓谷社、2012年)を読む。 電車を使って日帰りが可能な山はないかと調べた。いくつか、記録したので計画に盛り込んで行きたい。 1. 六甲全山縦走路 42km 2. 京都一周トレイル 72.9…

夫を早死にさせる十か条

■「ある一日」(いしいしんじ著、新潮社、2012年)を読む。 読んだことの無い文体であった。大きな流れの中にいろいろな話しが交互に入る。出産シーンの克明な記述が際立ったが、実際立ち合わないとここまで詳細には書けないのではと思った。■『夫を早死…

不安商法

■「熟年の自分史」(三浦清一郎著、学文社、2012年)を読む。 前の方に書かれてあった「人間は『永遠』になりたい動物である」というのは、考えさせられた。歴代の実力者が古墳やピラミッドなど作ったことが例示してある。最近では、自分史であること。…

危機感

■「禅の言葉」(桝野俊明著、大和書房、2012年)を読む。 これまで何冊読んできたか忘れたが、こういう本も繰り返し読むことはいいと思う。だいぶ忘れているし、謝った解釈を信じていることも分かった。■危機感 今日、職場で健康診断があった。体重が6…

健康診断

■「モーニングサービス」(三田 完著、新潮社、2012年)を読む。 こういうのは好きだな。喫茶店のモーニングをモチーフにしている。奇をてらった小説より身近でいい。喫茶店に集う様々な人たちとの生活がにじみ出ていて面白い。 自分も喫茶店にはよく入…

宝達山よ、お前もか

■宝達山よ、お前もか 3日の鍬崎山での敗退を受けて何とか頂上を踏みたいと、能登半島の最高峰である宝達山を目指した。普通は、登山口まで車で行く。しかし、電車で行くことにしたので、電車の駅から10kmの歩きになる。歩き始めは五月の気持ちのいい風…

ジロリアン

■ジロリアン 今日は子供の日である。子供たちが小さい時は、いろいろイベントめがけて出掛けたものだ。最後に家族で出掛けたのはいつだったかも忘れてしまった。 祭日であるが、いつもの土曜日になった。朝一に家人を職場まで送り届け、マックドで朝食を食べ…

他人ごとではない

■他人ごとではない 高速バスの居眠り運転のニュースが毎日報道されている。亡くなられた人にはご冥福をお祈りしたい。 さて、3日家人と子供は東京ドームに巨人戦の観戦に行き、今日の朝5:30に帰って来た。当然迎えは自分である。 昨日の登山の疲れや、…

鍬崎山(届かず)

■鍬崎山(届かず)http://tsuenich.web.fc2.com/20120503blog.htmlまだまだ、力不足だ! 悔し〜い。

お取り寄せ

■「時は老いをいそぐ」(アントニオ・タブッキ著、河出書房新社、2012年)を読む。 翻訳本であった。どうもカタカナの固有名詞は苦手である。 この本は読んだとはいえないだろう。3〜5行ずつ筋を追っていく方法であった。 ■お取り寄せ 今年のGWも家…