2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

走馬灯85

■走馬灯85 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「ふむ、私は順調に老化している」(中山千夏著、ハモニカブックス、2021年)を読む。 「~老いるのは自然、ボケるのも自然、人間は自然の一部~」 「~自分が有利に立つためにこの一大事をどう利用できるか~…

走馬灯84

■走馬灯84 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「90歳を生きること」(童門冬二著、東洋経済新報社、2018年)を読む。 「~加齢は人並みにおこなっていますが、孔子の規定する10歳ごとの指標は、ひとつも達成しないということなのです。」 「人間の倫理…

走馬灯83

■走馬灯83 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「老年という海をゆく」(大井 玄著、みすず書房、2018年)を読む。(その2) 「~本人に苦痛がないことを最大の治療目標とする。」 「医師はその愛する病気により死ぬというジンクスどおり、彼もまた食堂がん…

走馬灯82

■走馬灯82 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「老年という海をゆく」(大井 玄著、みすず書房、2018年)を読む。(その1) 「“意味の世界”は、その人にとり誇りある、一番不安の少ない世界であり、心理状態だ。」 「~治ることのない病であるのを承知して…

走馬灯81

■走馬灯81 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「我々はみな孤独である」(貴志祐介著、角川春樹事務所、2020年)を読む。(その2) 「ところが、何でもかんでも科学で解き明かせると思い上がった現代人は、無用の詮索をして、知ってはならない真実を知って…

走馬灯80

■走馬灯80 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「我々はみな孤独である」(貴志祐介著、角川春樹事務所、2020年)を読む。(その1) 「~私を殺したのが何者だったのか~」 「人生を総決算する時期になって、前世での出来事が今生に影響を与えているんじゃ…

走馬灯79

■走馬灯79 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「わかりやすさの罪」(武田砂鉄著、毎日新聞出版、2020年)を途中まで読む。 「~そもそもあらゆる物事はそう簡単にわかるものではない~」 「どうしてこの私にわかるものを提供してくれないのか」 「他者の想…

走馬灯78

■走馬灯78 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「生きる勇気が湧いてくる本」(遠藤周作著、青志社、2017年)を読む。(その3) 「どんな人間だって外部世界にみせている自分のほかに“もう一人の自分”を持っている筈である。」 「沈黙の声」 「どんな人間に…

走馬灯77

■走馬灯77 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「生きる勇気が湧いてくる本」(遠藤周作著、青志社、2017年)を読む。(その2) 「人生の廃物利用のコツを多少は会得したつもりである。」 「私の人生の三分の一は自分の病気を利用することにあったと言って…

走馬灯76

■走馬灯76 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「生きる勇気が湧いてくる本」(遠藤周作著、青志社、2017年)を読む。(その1) 「私が知る限り本当に尊敬する俳優の服装は実に目だたない。」 「~皆さんにも本名のほかに、もうひとつ別名をつけることをお…

走馬灯75

■走馬灯75 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「遠い過去 近い過去」(渡辺淳一著、角川書店、1995年)を読む。(その2) 「男なら、“はにかみ”をもって欲しい。」 「美しく見える人達は、みななにかに熱中している人達である。なににも熱中せず、ただぼん…

走馬灯74

■走馬灯74 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「遠い過去 近い過去」(渡辺淳一著、角川書店、1995年)を読む。(その1) 「母たちの漬物の技術は、これからはただ消えていくばかりなのかもしれない。」 「わたしは食べものは、できたら、なまで食べるのが…

走馬灯73

■走馬灯73 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「百人一酒」俵 万智著、文春文庫、2006年)を読む。 「~お酒を飲むことは、歴史や時間をのむことなのだ、と思えてくる。」 「~実は現在の泡盛は、すべて同じ麹菌から造られている。」 「雑菌を殺すクエン酸…

走馬灯72

■走馬灯72 ぜんちの人生は幸せでした。 ■「人間というもの」(司馬遼太郎著、PHP文庫、2004年)を読む。 「生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない。」 「人間、思いあがらずになにができましょうか。」 「人間、もってうまれたものを捨て…