電機業界の改革

■「定年後もう一度大学へ」(渡辺三千男著、東京経済、2003年)を読む。
 似たような書物は何冊か読んだ。自分も50歳から大学入学し54歳で卒業した経験があり、定年後は大学院と決めているので、少しはヒントになるのではないかと思い手に撮った。
  元気のでる本である。自分も心理学に進もうかと思ったほどである。エッセイを書いてみたり山へも登ろうというのが気に行った。まさに、ゴールデンエイジを地で行っている。今後の生き方について大いに参考になった。

■電機業界の改革
メルマガからの抜粋である。この業界では何千人単位で解雇が横行しているような気がしたので興味を持った。

 画一的な賃金カットや早期退職では、会社の体力が落ちるだけ。窮地に立たされた会社の中にも、高い利益をあげている部門や、将来が有望な部門もあるはずです。会社全体のリストラにより、そういった、稼ぎ頭の部門の体力を削いでしまっては、復活は望めません。
 もはや、会社の苦境を「おしん」のように社員全員で分かち合うだけでは、電機業界を取り巻く、現在の厳しい状況からの復活は難しい。むしろ、少なくなってきた経営資源を、有望な部門に集中する。そして、有望な部門の人材をフルに活用する。
 現在の苦境を作った、経営者へのレッドカードなのです。もし改革ができないのであれば、まず、経営者自身が、経営のポストを次の世代に譲るべきではないでしょうか。