ヒバリ

■雲雀
◎雲雀飛ぶ何が悲して鳴くのやら    禅智
 朝から体調が悪い。気温も低いようだ。天気予報は、朝方に雨が止み、その後は晴れるという。しかし、6時半に家を出る出勤の日であり、雨は止んでいなかった。長靴で通勤である。雨は、霧雨のようで傘が無くても短時間なら問題ない程度である。
 歩きながら何も考えていなかったようだ。気が付くと職場の近くに着いていた。体調と気圧の関係はあると思うが、立証されていない。登山用の腕時計が紛失したまま出てこない。安くなかったと思う。これがあれば、気圧が表示される。ウォーキングでも北の方角が分かったので、先日のようなミスを起こさないで済むだろう。また、買わなければならないか。別の方法で方位を確認する手段を探すべきか。樹木の枝ぶりから南を示すようにできるだろうか・・・。
 しかし、優先順位は靴を先に買わなければならない。靴底一枚が摩耗して、ヒダヒダが無くなってスリッパのようになってしまった。雨水は下から浸透してくるし、滑って危ない。先日の転倒がまだ尾を引いて痛い。嗚呼また、諭吉さんが消えて行く。

■「山川草木紀行(さんせんそうもくきこう)」(高田 宏著、新思想社、2000年)を読む。
「本来の自然科学に打ち込む人たち」
「この飯山の郊外、越後との境にあるのが、鍋倉山(黒倉山)だ。〜見事なブナ林が広がっている。」
「ヒノキの古名は『ひ』である。」
「森の百姓、山の百姓」
「自然のいとなみのすべてに目をそそぎ、そこからさまざまな恵みを手に入れる。」
「山の中では、高慢ということが一番つまらぬことです。」
「私はほんとに雨が好きだ 雨はいつも私を机のそばにつれていき 喜ばしい落ち着きを与え 本を手にとらせる」(室生犀星
「必需品の大百科辞典