つけ麺

■「老いの満足生活」(岡田信子著、大和書房、2004年)を読む。
 パワフルな女性である。いろいろと書いてあったが、やはり何かに打ち込むことが必要であるという感じを持った。この歳になると日が経つのを早く感じるようになってきた。それは、死に近づいている期間が短くなっていることと同じ意味を持つ。日がな仕事から帰って、入浴、テレビ、読書で一日が終わってしまうことは、なんともったいないことか。ブログをやり出した動機も、日々何かに感じて生きて行きたいという思いからである。

■つけ麺
 スノーピアードが始まっている。ラーメン好きの人は集まるだろうなあ。そうすると市内のラーメン屋さんが空くことになる。この間から子供が「つけ麺」を
食べたいとせがんでいた。つけ麺との出会いは、30年近く遡る。田園都市線の自由が丘に「大○」という名前のつけ麺専門店があった。自由が丘へは、別の用事でいったように思う。当時、珍しさもありつけ麺を食べたが、どうも自分の好みに合わなかったと記憶している。麺のパサパサ感が馴染めなかったようだ。そんなトラウマがあり、ブームとは知っていても興味が湧かなかった。子供の誘いもあり、山室の「招○」に出かけた。案の定、自分たちのみである。ここはつけ麺を全面に押し出している。どんぶりいっぱいの麺にスープが入っておらず、めんま、チャーシュー、刻み海苔、煮卵。スープが熱々の状態で、煮干しの粉末のようなものが海苔の上にかかっている。量が多いなあ思いながら最初の一口を食べた。熱々で旨い。次々とどれだけでも入っていく。大満足であった。麺が無くなったら、ソバ湯のようなものがあり、薄めて全部飲みほした。旨みが、いつまでも持続し感動をもたらしてくれた。これからは、レパートリーに加えようと考えている。