三浦氏

■「75歳のエベレスト」(三浦雄一郎著、日経プレミアムシリーズ、2008年)を読む。
 上市町の講演は歩いて聞きに行った。生の肉声のためか感動したのを思い出した。
「人間、初めに夢ありき」は、いい言葉だ。子供とのころの話、101歳まで生きられた父親の話と自叙伝も入っており、どういう風に育ってこられたかが良く分かった。初めて知ったが立山で強力をしながらトレーニングしていたのだ。なんと120kgの荷物を担いでいたとか。あれほどいいトレーニングは無いと回顧している。素直に感動の連続であった。お父さんは亡くなられたが、99歳でモンブラン登頂と何事も破格な一家である。夢を持って一歩一歩実現していくところに、年齢は関係ないということを身を持って実践されている。次の目標は80歳でのエベレストである。今後も期待したい。

 65歳で生活習慣病(メタボ)になり、500mの山も登れなかったが、トレーニングを積み重ねてエベレストの話は、講演で聞いていたがその前後関係が分かり理解が深まった。子供が出来たら学校へなんか行かせたくないという教育論も参考になる。