サイレントクレーマー

■今日は時間があったので、集中して読書をしようと「ドーナツ氏」へ行った。
ドーナツが好きな訳ではないむしろ肥満に大敵である。コーヒーが好きな訳でもない。昔は薬として考えられていたが、あまり飲みすぎると吐き気をもよおす。いままで、コーヒーのお代わり記録は7杯だったと思う。今日は新記録を狙おうと入った。この記録には自分なり一定ルールを強いている。それは「お気軽にお申し付け」しないということである。つまり、店側から注いでくれる場合だけとしている。今日は100円セールのためか注ぎに来てくれない。2時間粘ったが店頭の客が途切れる気配はない。ドーナツ2個とホットコーヒーを頼んで席に付いた。ここを利用する理由は、光熱費の節約と軽快な昔の音楽が良く掛っているからである。「ホテルカリフォルニア」が沢山のアーティストのカバーで鳴らされている時は毎週行ったものだ。
 この日の店員さんはマニュアル順守の方であったらしい。このマニュアルとか標準化には頭にきている。経済学でいえば、事業ドメインの策定とか標的市場の選定などに入る。つまり、お客とはこういうものだと定義していることが気に食わない。コーヒーのお代わりについても言えば注いでくれることは知っている。しかし、自分のようなシャイ(どこが?)な人間もいるのである。2時間粘っている変な客がいるが、言われないから注がない、ということに疑問を持っている。こんな社会は供給側の論理である。ドーナツは2個頼んだが、最初の一杯で3分の1のみ食べたので。後は注がれないので手を付けず出てきた。そのまま棚に戻しても大丈夫である。片づける時にどういう感じをするのだろうか?何も感じないで機械的にマニュアル的に片づけられて行くだけだろう。悲しい社会になったものだ。