こっくりさん

■「人間の絆」(W・サマセット・モーム著 世界文学全集、若出書房、昭和43年)を読む。
 文学全集は一巻に複数の作品が収めてあるのが多いと思うが、この作品は1巻全てであった。長い話である。文学全集として残る作品は、多くの長い歴史のフィルターに掛けられた結果残ったものなので読んでおくのもいいと思う。年間8万点の作品が出版され、そのほとんどが残らない現実をどう考えるか。本を読む人が減っている活字離れなのか。個人個人の嗜好が異なっており、多様化しているのでベストセラーが生まれないのか。本を書く人の内容が安直になって薄っぺらな内容になっているのか。う〜ん。
 650ページのところ160ページで中断することにした。今の自分には長すぎる。

こっくりさん
 朝から曇り空である。郵便局、キップ手配、図書館と駅前に用事があった。車も空いているが、歩かない手はない。久しぶりにおいしいコーヒーも飲みたい。まず、朝食である。リュックの中には返却用の本が2冊とこれから読む本が2冊入っている。コーヒーがお代わりできるところがいい。「ドーナツ氏」に入ろうとしたら100円セールをやっていたので、やめた。ホテルへ行ったがまだ開いていなかった。結局ドトールに落ち着く。さて、順番に用事を済ませようと郵便局へ行くと9時から、キップの手配や図書館は10時からと、あちこち振り回され結構いい運動になった。
 家で昼食後、パソコンが壊れたので○マダ電気に行った。5年保証を付けておいて良かった。しかし、修理受付のところに座るが相手にしてもらえない。そのうち、こっくり、こっくりしてしまった。気が付いた時には30分も経っていた。変なオヤジが店の中で眠っているのを見て変に思わないのかなあ。結局、パソコンを抱えそのまま出てきた。まったく、住みにくい世に中になったものだ。これでは、子供が溺れていても、私の仕事ではありませんので助けたくありません、という人たちが増えてくるのではないだろうか。そういえば、車ごと池に落ちた人を助けようと自ら池に飛び込んで亡くなられた方もいたなあ。これでいいのか。