手袋

■手袋
◎手袋を探し出しては立ち止まり   禅智
 寒い朝であったが、6時前には起床している。これからは手袋があった方がいいと探し出す。登山リュックの中に入っているのが見つかる。よしよしと思ったと同時に、何するの?という自問自答が始まる。
 寒ければ外へ出なければいいだろうという言い訳が出ないように、日々水を汲んでいるのである。もう2cmほどになっているので、1kmほど先にある湧き水の場所まで行かなければならない。
 出るとなると、洗面であるが、歯磨きなどは通勤していたころの数倍の長さで行う。時々奥まで届いて「ゲ〜」となる。
 さて、今日はどうしようかと立ち止まる。
 昨日、昼用に寿司を買ってくれていたので、図書館に向かう。午前中だけは降らない予報である。
 そして、数ページ読んではウトウトを何回か繰り返す。だんだんと読んでいる時間が長くなって進歩(?)しているという手ごたえがある。
 夕方、家人よりマックドのコーヒー無料券を9枚もらう。東京で安く買って来たものだ。

 今月末が使用期限なので、一生懸命に使わないと無駄になる。今日、コーヒーのみ頼んで1時間は持つという実験データーを得た。
 近くのマック巡りも面白いかもしれない。ルートは、中川原→田中町アピタの中→下赤江としたいが、それでも4枚しか使えない。2回に分けるか。
 今日の出費はゼロ円であった。

■「背水の陣」(赤瀬川源平著、日経BP社、2003年)を読む。
 先ごろ亡くなられた。カメラを持参しての散歩になにか親しみを感じていた作家である。
「人生のいちばんの問題は、いずれ終わるということだ」
「セイダカアワダチソウ〜ススキとの覇権を争っている〜その領域をセイダカアワダチソウが制覇しつくすと、自分が放出する毒素に自分がやられて、自家中毒的に滅んでいく」
「ものごとが本音で進むためには冗談が必要である」
「趣味に手抜きはない」
「単純な進歩思想の崩壊である」
「自然にはゴミがない」「ごみの原産地は人間である」
「売れなかった本が大量に裁断廃棄さえている」
「目が澄んでいる〜」
「人間はいつも迷信に包まれて生きている。いまの人々は、科学という大きな迷信に包まれている」(小林秀雄
「無意識の重さを計る」
「死んでしまったらもう眠れない」